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役所広司が初監督を務めた『ガマの油』のトークショー付き試写会が10日、都内で行われ、役所監督と、瑛太、小林聡美が登壇した。

この日は「母の日」にちなみ、母子限定で開催。役所監督は劇中で、自身の妻であり、瑛太の母親を演じた小林について「昔から一緒に仕事がしたかったんです。“いい女”の代表ですね」とベタ褒め。小林は役所監督の言葉に恐縮しつつ「今日は母の日だったので、自分の母に電話したんですけど『(映画の)宣伝活動を頑張るように！』と言われました」と笑顔を見せた。

本作の見どころを聞かれた役所監督は「少し変わった映画です」と言ったまま、少し困った表情を見せ、「劇中で“ある動物”と戦うシーンがあるんですが、そこは『死んでもいい』と思って頑張りました」と照れながらコメント。続いて、小林が「家族のつながりや、人と人とのつながり、そばにいる人を想う気持ちを描いた作品になっています」と語ると、役所監督が思わず「ああ、そう言えば良かったんだな」と感心して、会場から笑いが起こった。一方、瑛太が「役所さん、小林さんは俳優になる前から見てきた方。そういう方と一緒に仕事が出来て本当にたくさんのことを学びました」と真剣な表情を見せると、役所監督は瑛太の言葉に耳を傾け、しきりにうなずいていた。

『ガマの油』は、ハチャメチャな父と、気立てのいい妻、友達想いの息子の矢沢一家に、あるトラブルが起こったことから始まるファンタジー作品。役所が企画・原案と、出演、監督を務めている。

『ガマの油』

6月6日(土)より丸の内TOEI2ほか全国ロードショー

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• 『ガマの油』 作品情報