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全世界が注目する話題作『天使と悪魔』で、前作『ダ・ヴィンチ・コード』に引き続き、宗教象徴学者、ロバート・ラングドン教授を演じたトム・ハンクスが来日。超多忙なスケジュールの中、取材に応じてくれた。
前作でキリストにまつわる2000年来の秘密に迫ったラングドン教授は、今回、彼を敵視するカトリックの総本山であるヴァチカンに乗り込んで、秘密結社“イルミナティ”の陰謀を阻止しようと奔走する。複雑過ぎるという声もあった『ダ・ヴィンチ・コード』に比べ、『天使と悪魔』はテンポが格段に良くなり、よりエンターテインメント色が強い作品に仕上がったと早くも評判だ。
「今回はラングドンという人物像を一から説明する必要がなかったからね。僕自身、スムーズに役に入り込めたし、その勢いが作品にも出ていると思うよ」と語るハンクス。前作同様、カトリック教会を中心に宗教論争が巻き起こり、物議を醸しているのも事実だが、「宗教と科学の対立は今に始まったことじゃないし、両者は共存すべきだと思う。何より僕らが大切にしているのは、映画がお客さんにとって、お金を払う価値があるかどうかなんだ」と、あくまで娯楽作品として楽しんでほしいようだ。
これまで輝かしいキャリアを歩んできたハンクスだが、意外にも続編作品に出演し、同じキャラクターを演じるのは今回が初めて(例外として、CGアニメの『トイ・ストーリー2』で主人公ウッディの声を演じた)。実はかつて、アカデミー賞を受賞した名作『フォレスト・ガンプ/一期一会』の続編が企画され、脚本も完成していたという。「でも断ったんだ。前作の繰り返しで、新しい発見も驚きもない。実際、映画会社しか興味を示さなかったし(笑)。作る価値はないなって」とハンクス。そんな彼が『天使と悪魔』への出演を決めたのは、前作とはまったく異なる世界観とテーマ性に強い魅力を感じたからだそうだ。「体が動く限り、ラングドン教授を演じたいね。パート9くらい平気だよ(笑)」と語るハンクスは、早くも噂されているシリーズ第3弾への出演も前向きに検討している様子だった。
前作から3年。さらなる謎と興奮にあふれた『天使と悪魔』と、ハンクス演じるラングドン教授の活躍が再び世界を旋風に巻き込むのは間違いなさそうだ。その真実の瞬間をぜひ劇場のスクリーンで確認してほしい。
『天使と悪魔』
5月15日(金)全世界同時公開
取材・文:内田涼
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