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カンヌ映画祭開幕! オープニング上映は宮崎駿の影響を受けたアニメ作品
2009年05月14日 12時37分 [映画祭]
審査員のジェームズ・グレイ、ロビン・ライト・ペン、アーシア・アルジェント、イザベル・ユペール、シャルミラ・タゴール、イ・チャンドンら(左から)(c)Kazuko Wakayama

第62回カンヌ映画祭が13日、ピクサー・アニメ−ション・スタジオの『カールじいさんの空飛ぶ家』で開幕した。

カンヌのオープニング作品にアニメが選ばれたのは初めて。ピクサーのトップ、ジョン・ラセターは、プレス向け上映後の記者会見で、「このスタジオの歴史において最もすばらしい出来事のひとつと言っていい。(優れた作品を作るために)全力を尽くしてきたピクサーの姿勢が認められたのだろう」と喜びを表現。また、尊敬する友人である宮崎駿についても、「彼の作品は、静かな時間を大切にすることがすごい。僕たちもそこからインスピレーションを得た。『カールじいさん…』には、それが反映されている」とコメントした。

今回の審査員長はフランス人女優、イザベル・ユペール。カンヌ常連の彼女は、審査員長を務める心境を聞かれ、「審査をするためではなく、映画を愛するために私たちはここにいる。音楽にしろ、絵画にしろ、なぜそれを愛するのかという理由を理屈で説明するのは難しい。だから、それは審査というレベルを超えたこと」と答えた。『Two Lovers』がコンペティション作品に選ばれ、昨年もカンヌを訪れているジェームス・グレイ監督も審査員のひとり。「審査員にならないかというオファーを受けた時は、怖いと感じるほど緊張した。でも、10日間に20本も映画を見るなんて、19歳の時以来やっていない。そんな身勝手な理由で引き受けた」と笑った。ほかにスー・チー、ロビン・ライト・ペンら8人の審査員が、14日から上映される計20本のコンペティション作品を審査する。受賞発表はフランス時間24日夜。

取材・文:猿渡由紀

■第62回カンヌ国際映画祭
5月13日〜5月24日まで開催

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