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ウォンビン出演作に拍手喝采!【カンヌ映画祭レポート】
2009年05月18日 12時42分 [映画祭]
フォトコールに登場したウォンビン、キム・ヘジャ、チン・グ(左から)(c) Jean-Louis TORNATO

ウォンビン出演のポン・ジュノ監督作『母なる証明』がカンヌの「ある視点」部門で上映され、マスコミの喝采を得た。タイトルにもある主演の母を演じるのは、「韓国の母」とも呼ばれるベテラン女優キム・ヘジャ。

夫を早くに亡くした母(キム)にとって唯一の生きがいは、やや知的障害気味のひとり息子(ウォンビン)。もはや青年に達しているというのに、今だに同じ布団で寝るようなかわいがりぶりだ。その息子が、ある日、女子学生殺人事件の容疑者にされる。虫も殺せない彼に、人間が殺せるわけはない。息子の無実を信じる母は、それを証明するため、自ら調査に乗り出す。お金も、捜査の経験もない彼女だが、母としての直感を信じて捜査を進めるうちに、意外な事実が次々と発覚していく。

予測できないことが次々と起こるストーリーだが、特に最後20分間は驚きの展開。プレス向け上映に集まった満場のジャーナリストたちも、あの結末はさすがに予想外だったようで、上映後には大きな拍手が起こった。

韓国四天王のひとりと言われるウォンビンにとって、本作は兵役後初の復帰作。映画出演は4年ぶりとなる。彼がファンを裏切らない演技をしていることは間違いないが、この物語の軸となるのは、とてつもない母の愛。時に異常にも映りつつある母性愛を名演したキムこそ、まさにこの映画の成功の鍵となった存在だ。日本公開は今秋の予定。

取材・文:猿渡由紀
撮影:若山和子/Jean-Louis TORNATO

『母なる証明』
2009年秋、シネマライズ、シネスイッチ銀座、新宿バルト9他全国にて公開

■第62回カンヌ国際映画祭
5月13日〜5月24日まで開催

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