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女優出身監督の最新作は駅でスカウトした少女が主演【カンヌ映画祭レポート】
2009年05月18日 14時36分 [映画祭]

イギリスのTVシリーズに出演していた女優のアンドレア・アーノルド監督による、カンヌ映画祭コンペティション部門2作目の出品作『フィッシュ・タンク』が上映された。2006年に初の長編である『レッド・ロード』でカンヌ映画祭審査員特別賞を受賞して以来、3年ぶりとなる。

母親の新しい恋人が家に住み着くようになってから、15歳の少女の世界全てが変わっていく様を描いた『フィッシュ・タンク』。タイトルの意味を聞かれたアーノルド監督は、「イメージを固定してしまうタイトルにはいつも拒否反応を示していた。だけど、“フィッシュ・タンク”(水槽)というタイトルは、この映画をよく現しているような気がして、すんなりつけることができた。水槽の中にはたくさんの人生が詰まっていて、そして水槽はとても狭い…」と語った。女性監督らしい繊細さと残酷さを持ち合わせたアーノルド監督は、早くもカンヌのお気に入りリストに追加されたようだ。

なお、主人公の少女ミアを演じた17歳のケイティ・ジャーヴィスは、今作がデビュー作。リアルなミア役を探していたアーノルド監督が、偶然駅で出会った少女をスカウトしたという。だが、初の晴舞台であるカンヌ映画祭に、最近出産したばかりのケイティは残念ながら欠席だった。

文:平井伊都子
撮影:若山和子/Jean-Louis TORNATO

■第62回カンヌ国際映画祭
5月13日〜5月24日まで開催

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