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菊地凛子が、ラブホテルでの大胆なセックスシーンに挑戦した。
カンヌ映画祭でコンペ作に選ばれたイザベル・コイシェの『Map of the Sounds of Tokyo』は、菊地本人も「自分にはとてもできないと思った役」だと語る。
「ヌードにならなきゃいけないし、キャラクタ−の背景も難しい。でも、今の私はチャレンジの大きいものほどやりたい気分。女優として華やかにやっていくのにはいずれ限界があると思うから、今は守る体勢は取りたくない。固まってしまわないために」。(菊地)
菊地の相手役を演じるのは、スペイン人俳優セルジ・ロペス。菊地が演じるリョウは築地の魚市場で働きつつ、陰で殺し屋もやる若い女性。彼女がクライアントから殺すようにと指定された相手が、ロペス演じるワイン屋の経営者だ。しかしふたりは肉体関係に堕ちてしまう。映画の中でふたりは英語で会話をするが、実は菊地もロペスも英語はまったく流暢ではない。
「僕と凛子はお互いの言語をしゃべれないし、英語もあまりできない。だからこそ一生懸命、仕事に対して一緒に全力を賭ける必要があった。おかげで、僕にとってはとても深い体験になったと思う。この映画をやる前、僕は日本に対してばかばかしい印象を持っていた。今、僕が持つ日本観は、この映画とは切り離せない。それにはもちろん凛子もついてくる。日本を考える時、彼女を考えないのは不可能だ」。(ロペス)
スペイン人のコイシェ監督は、大の日本びいき。東京でのロケ中も、相当に食べ歩きをしたという。
「彼女はすごいグルメで、私なんかよりもずっとお店を知っているんですよ。私は自腹じゃ絶対行けない割烹なんかにも行ったりして。最終的に私は胃を壊して使い物にならない日もあったりしましたね(笑)」。(菊地)
日本公開は未定。
取材・文:猿渡由紀
撮影:若山和子/Jean-Louis TORNATO
■第62回カンヌ国際映画祭
5月13日〜5月24日まで開催
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