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宮城県で先行公開され、県内先行公開作品の観客動員数と興行収入記録を更新した映画『重力ピエロ』が23日に全国で封切られた。全国公開も好調で、多くの著名人から称賛の声が相次いでいるが、その中から女優・北川景子のコメントを紹介する。
コメント全文は以下の通り。
◇
この映画は完璧なまでに美しい。
私はこのコメントを書くにあたって、重力ピエロを3回見た。
一回目は遺伝子研究をする大学生の兄・泉水と、
弟・春の兄弟の絆にとにかく引き込まれた。
二回目は父親の姿に圧倒された。
『お前は俺に似て、嘘が下手だな』
この父の最後の台詞が最高に切なくてかっこいい。
三回目は『本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ』
『ガンジーはね、自分自身がこの世で見たいと思う変化になりなさいって言ったんだ』
これらの印象的な台詞ひとつひとつに心を揺さぶられた。
三度見ても
この映画は完璧なまでに美しい―
その感想は変わらなかった。
むしろ見るたびに違った印象を与えるこの不思議な作品を
もう一度見たいとさえ思った。
実父の犯した罪を浄化しようとする春、
弟のために復讐を企てる泉水、
最後まで分け隔てなく兄弟を愛し続けた両親。
この4人の特異な血の繋がりを越えた兄弟の絆、親子の絆、家族愛は
哀しくも美しい。
この完璧なストーリーをさらに彩る音楽・映像もまた素晴らしかった。
これほど映画らしい映画を私は久しぶりに見たと思う。
いつまでも見る人全員に衝撃と感動を与え、
後世名作として残ってゆくだろう。
良い作品は古びない。
もし仮に『この映画を映画館で見ようなんて毛頭考えていない』
という人がいるならば、はっきり言っておこう。
その考えを一刻も早く改めて映画館に行くべきだ。
さもなくば、君は後に必ず後悔することになる。
◇
『重力ピエロ』は、宮城県仙台市が全面バックアップした「仙台シネマ」の1作目。仙台市在住の伊坂幸太郎氏が書いた同名小説を原作に、連続放火事件の謎を解く兄弟を通して、家族の絆を描くミステリー。兄・泉水を加瀬亮、弟・春を岡田将生が演じている。
『重力ピエロ』
公開中
(C)2009「重力ピエロ」製作委員会
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