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映画ファンにとって初夏の風物詩となっている短編専門の映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル＆アジア 2009」が今年も開幕。4日に都内でオープニングセレモニーが行われた。

アカデミー賞公認の映画祭として、1999年から行われている本映画祭は、俳優の別所哲也が主宰し、世界中の良質なショートフィルムを日本に紹介する映画祭として今年で11回目を迎える。セレモニーでは過去には椎名林檎、桃井かおりらも受賞した話題賞の発表も行われ、本年度の受賞者に選ばれた土屋アンナが授賞式に登場した。

土屋が初監督を務めた短編『フィッシュ・ボーン』は、彼女らしい感性が光る幻想的かつポップな作品。実写とアニメーションを交え、ある1匹の魚の少年の物語を描き出している。「みんな“エコ”っていうわりにはそういう運動をしないな、と思ってて、自分が発信したことで、ひとりひとりが自然に対して想いを持ってほしい」と、語った土屋は、劇中の音楽にもこだわって作り上げたそうで、「ノージャンルな感じ、異様な感じを出してほしいってお願いしました」と、そのこだわりを明かした。

トロフィーの贈呈式には昨年度の話題賞を受賞した格闘家の須藤元気も登壇。監督に挑戦した経験を「本職じゃないぶん、裸でリングに上がっているような気持ちでしたね」と表現すると、土屋も「やったことないし、全部自分でやるなんて無理だし、いろんな人が手助けしてくれた。みんながいろんな案を出してくれてひとつのものになって、大変なことはなく楽しくやれました」と撮影を振り返っていた。

「ショートショート フィルムフェスティバル＆アジア 2009」
表参道ヒルズ スペース オー
ラフォーレミュージアム原宿
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
ブリリア ショートショート シアター
明治神宮会館
にて14日(日)まで開催
※プログラムの詳細は映画祭公式サイトまで

• 映画祭公式サイト
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