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これで88冠目! 『おくりびと』本木雅弘らが藤本賞を受賞
2009年06月05日 15時30分 [邦画]
(前列左から)木村威夫監督、本木雅弘、中沢敏明プロデューサー、(後列左から)佐藤嗣麻子監督、(安田匡裕プロデューサーの代理で)是枝裕和監督

映画製作者の功績をたたえる「第28回藤本賞」の授賞式が5日、都内で行われ、映画『おくりびと』の製作を手掛けた中沢敏明プロデューサーと本木雅弘が受賞した。『おくりびと』は、これで国内外の映画賞で88冠目の栄誉となった。

『おくりびと』の発案者である本木は、製作者としての受賞。本木は「ぽたりと落ちた滴が思わぬ波紋を広げて、世界各国で上映されることになった。この奇跡に、映画が持っている可能性の広さや深さを実感します」と喜びのコメント。『おくりびと』はアカデミー賞外国語映画賞を受賞したことから、世界62か国での配給が決定。先月29日にはニューヨークやロサンゼルスなど米国でも封切られた。国内では観客動員547万人、興行収入62億5000万円を達成し、現在も新宿ピカデリーほか41スクリーンでロングラン上映中。「国内外でいろいろな評価を頂きましたが、この賞をもって一連の騒ぎが収まると思う。これを機に、俳優に戻って、今後は(製作者の)皆さんにボロボロになるまで使われたい」と笑顔を見せた。

ほか、特別賞は『歩いても 歩いても』の故・安田匡裕プロデューサー、奨励賞は『夢のまにまに』の木村威夫監督、新人賞は『K-20 怪人二十面相・伝』の佐藤嗣麻子監督が受賞した。

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