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窪塚洋介、「日本文学はこんなに面白いのか」と衝撃
2009年06月17日 12時00分 [邦画]
『パンドラの匣』の完成披露試写会に出席した(左から)杉山彦々、窪塚洋介、仲里依紗、染谷将太、川上未映子、音楽監督の菊地成孔、冨永昌敬監督

作家・太宰治の小説を映画化した『パンドラの匣(はこ)』の完成披露試写会が16日、都内で行われ、染谷将太、川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介と、音楽を担当した菊地成孔、冨永昌敬監督が登壇した。

『パンドラの匣』は、戦後直後の日本を舞台に、「健康道場」という少し風変わりな療養所に集う人々の姿を描いた人間ドラマ。太宰作品の中でも、ユーモアと希望に満ちた異色作を、『パビリオン山椒魚』や『シャーリー・テンプル・ジャポン』シリーズなどの作品で熱狂的なファンを持つ冨永監督が映画化した。

看護師長・竹さんを演じた川上は、作家・音楽家として活躍しているが、本作が映画初挑戦。川上は「ふだん、小説を書いてますと“監督業”なんですが、今回は冨永監督の言う通りに動くことで、撮影している時には想像もしてなかった物語が立ち上がっていて、一種の“魔法”のようなものを感じました」とコメント。看護師のマア坊役に挑んだ仲は「出来上がった映画を観て、観てる自分が酔っちゃうぐらい、オシャレでセンスのある映画でした。みなさんも観てる自分に酔ってください」と作品をPRした。また、染谷将太が演じる主人公・ひばりの友人・つくしを演じた窪塚は、「原作を読んで、日本文学はこんなに面白いのかと衝撃を受けました。俳優と演出と音楽がお互いに生かしあって、太宰治の世界を作り上げていると思うので楽しんでください」とあいさつした。

今年は太宰治の生誕100年にあたることから、本作以外にも多くの太宰作品が映画化されているが、音楽を担当した菊地は「観たら衝撃を受ける映画だと思います。今年は太宰映画のコンペのような感じになってますが、ブッチギリだと思います。太宰の小説のスゴさと、映画のスゴさが両立している作品だと思う」と語り、冨永監督は「自分の映画じゃないぐらい、うまくいったと思います。自分の映画なんですけど、何だか夢のような気持ちになれた。今までにどんな映画を撮ってたんだって話なんですが」とコメントし、会場に集まった冨永監督のファンたちの笑いを誘っていた。

『パンドラの匣』
10月、テアトル新宿ほか全国順次ロードショー

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