タレントweeker

フジテレビは開局50周年を記念して、1988、89年に放送されたトレンディードラマ「君の瞳をタイホする！」「抱きしめたい！」「君が嘘をついた」「愛しあってるかい！」の4作品を順次DVD化する。28日、都内で会見が行われ、“月9”として初めて放送されたドラマ「君の瞳をタイホする！」で共演し、ほか3作品でそれぞれ主演を務めた俳優の陣内孝則、三上博史、女優の浅野ゆう子が出席した。

開口一番「トレンディー俳優です」とあいさつした陣内は、「“トレンディー”は死語になってしまったけど、“月9”は今でもドラマの基軸になっている。そんな“月9”の最初の作品に出られて幸せ」と感慨深げ。三上は「あれから21年。あの時のことを20年かけてぬぐい去ったのに、また（このDVDで）戻されちゃった（笑）。当時を知らない世代の人にも見てもらえれば」と話し、既にDVDを見たという浅野も「どの作品も勢いがあって、この時代の象徴ともいえる。『いい時代だったんだね』『陣内さんってすごかったんだね』というのを、DVDで確認してほしい」と笑顔で語った。

会見では、4作品それぞれの印象的なシーンを見ながらトークを展開。陣内が「ゲリラ撮影が多かったね。今じゃ考えられない。若い連中ばかり集めて撮影して（視聴率の）数字が取れるのかなって疑問だった」と振り返ると、浅野は「私は毎日、撮影と葛藤していた。それなのに、陣内さんはテンションを上げて『渋谷はオレの街』という芝居をするし。だから私は『降りたい』って言ったことがある（笑）。陣内さんもキレて途中で帰ったことがあるよね」と暴露。三上は「（過去の出演作を）いま見ると恥ずかしいね。僕は『君が嘘をついた』で（脚本家の）野島伸司さんと初めてご一緒したんだけど、その後『この世の果て』『リップスティック』と、ふたりでどんどん闇の世界に行っちゃった」と笑った。

さらにこの日、「君の瞳をタイホする！」で共演した柳葉敏郎を加えた4人で、7月放送予定の「SMAP×SMAP」にゲスト出演することを発表。4人がそろうのも21年ぶりで、陣内は「新鮮だった」と話すが、「オレだけ（3月に放送された開局50周年記念ドラマ）『黒部の太陽』に出てないんだよね。何かイヤな感じ」と機嫌を損ねていた。

「君の瞳をタイホする！」（6枚組2万790円）と「抱きしめたい！」（9枚組3万1290円）は発売中。「君が嘘をついた」（5枚組1万7640円）は7月15日（水）、「愛しあってるかい！」（6枚組2万790円）は9月2日（水）発売。