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映画『私の頭の中の消しゴム』の主演で知られる、韓国出身の俳優チョン･ウソンが、7月22日、東京都内で行なわれた「WOW FES!」の記者会見に登壇した。チョン･ウソンの公式来日は、2006年11月に公開された映画『サッド・ムービー』以降、約3年ぶりとなる。

10月10日(土)に開催されるWOWOW開局以来のビッグイベント「WOW FES!」に参加することになったチョン・ウソン。イベントでは、「MOVIE STAR'S PROJECT」と銘打ち、今秋公開予定の最新主演映画『きみに微笑む雨』のジャパンプレミア試写会や、本人によるトーク･イベントがSHIBUYA-AXで開催される。また、10月17日(日)には、劇場公開に先駆け、映画『きみに微笑む雨』がWOWOWにてプレミア放送される。

「WOW FES!」の“映画の顔”という大役を受けたチョン･ウソン。日本のテレビ局と映画とのコラボレーションについての感想を問われると、「WOWOWさんからこのプロジェクトでチョン・ウソンを扱うというお話を頂いたときは、自分でもどこからそんな勇気が湧いてきたのかわかりませんが、“ぜひ引き受けたい”と思いました。劇場公開前に映画がテレビで放送されるというのは異例のことですが、映画にとってとてもよい効果が出るだろうと前向きな気持ちで引き受けました」と語った。また、今回の映画『きみに微笑む雨』で共同制作者として参加していることには、「以前は、映画監督になるのが夢だと語ってきましたが、今となっては現実のものとなって目の前に近づいてきているような気がします。監督を目標にして、今はシナリオを書いたり、シナリオの開発プロジェクトをおこなっています。どのシナリオでどのタイミングで映画を作るかという段階になってきています」と、今後の活動を示唆する発言も。

映画は、2008年に四川大地震で被害を受けた四川省の省都、成都で撮影された。作品についての話に及ぶと、「この映画は、地震による傷を抱えている女性が、ある男性と知り合うことによって見ないようにしていた自分の傷を振り返ったり、その痛みを癒していく過程を描いている作品です。地震そのものをとえりあげたという作品ではありません」と真剣な表情で述べた。

現在チョン・ウソンは、進行中の映画が1本あり、待望のドラマ出演も準備中。来年には自身の映画監督デビュー作に取り掛かる予定。なお、チョン・ウソンが出演する「WOW FES!」のイベント「MOVIE STAR'S PROJECT」の模様は、WOWOWで生中継される。さらに、映画撮影現場や休日のソウルで過ごすチョン･ウソンに密着したドキュメンタリー番組『密着！チョン･ウソン 100日の軌跡』も同日に無料放送される。

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