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今秋公開の映画『天使の恋』の撮影が快調に進んでいる。主演の佐々木希と谷原章介がこのほど、撮影現場で取材に応じた。
同作は、ケータイ小説投稿サイト「おりおん☆」に掲載されるやいなや、現在までに4100万PVを突破した同名ケータイ小説の映画化。過去に深い心の傷を負い、自暴自棄な生活を送っていた17歳の女子高生・理央(佐々木)が、35歳の大学講師・光輝(谷原)を愛することで成長していく姿を描く。
この日は、埼玉県川越市にある民家をカフェにした地元の人気スポットを貸し切って撮影が行われた。光輝の家として使われた建物内は、空調をすべて切って撮影しているため蒸し風呂状態だが、出演者やスタッフたちは黙々と撮影を進めている。
佐々木と谷原は、映画『ハンサム★スーツ』で一度共演したことがあり、映画初主演に不安を感じていた佐々木も、谷原とすぐに打ち解けることができたようだ。佐々木が「最初は役作りがどうこうより、演技をどうやればいいのかすら分からないような状態でした。でも谷原さんから『自信を持ってやれば大丈夫』と励ましてもらったんです」と言うと、谷原は「お互いプロとして一緒に仕事をしているわけで。共演者、相手役として彼女を支えますけど、特別なことはしていません」と謙遜。しかし、谷原は本番前におどけて佐々木を笑わせたりすることもあるそうで、リラックスした雰囲気を作るために気を配っている様子がうかがえた。佐々木の演技についても「最近どんどん役に没入していって演技の触れ幅がすごく大きくなってきている」とその成長ぶりを頼もしく見ているようだ。
谷原が演じる光輝は、悲しい未来を宣告され、人生に対して絶望している男。クランクアップの日に撮影予定のラストシーンに向けて、徐々に体重を落としている。「ベストの状態から5キロ減らして、今は67キロ、最終的には66キロくらいにしたいですね。病気を抱えている役は今までにやったことがなかったので、そういう意味でも新しい挑戦。軽々しく表現したくないですし、死を目前にした人間の心境を表現できれば」と意気込みを語った。
こうした現場の中で、佐々木も「撮影が始まったばかりのころに比べて、理央の気持ちを深い部分まで感じられるようになってきたし、彼女の気持ちになって考えられる余裕が出てきました」と演技の面白さに目覚めてきた様子。どうやら映画のラストシーンは小説とは異なる結末が用意されているらしい。完成した映画がどんな愛の物語を描いているのか、小説のファンも新たな作品として見ることができるので、それも踏まえて楽しみに今秋の公開を待ちたい。
取材・文:吹田惠子
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