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伝説の人気番組『水曜どうでしょう』の“ミスター”こと鈴井貴之が、初めて自身のことを告白した私小説「ダメ人間 〜溜め息ばかりの青春記」を刊行し、発売日の9月9日に有隣堂 ヨドバシAKIBA店にてサイン会を行った。
本作品は、鈴井貴之が大学受験に3度失敗する青年時代から、29歳で大泉洋らが所属するタレント事務所「CREATIVE OFFICE CUE」を設立するまでの自身のダメダメぶりを初告白した私小説。今ではタレント、放送作家、映画監督、事務所社長など、さまざまな肩書きを持つ彼が、情けなく苦しい時代を描いている。
ペンを執った理由について鈴井は、「大泉洋に『ボクらがどんなにがんばっても、社長の私生活には勝てないですよ』と言われ続けていたことと、もうひとつは、ボクのイメージがやさしくてほのぼのしている人間のように勘違いされているところがあって、自分をさらけ出そうと思いました。ボクは褒められるような人間じゃないんです!」と語った。
「当時の自分にアドバイスするとしたら?」という質問には、「説教します。でもアイツはわからない。何を言ってもダメ。時間や経験でわかることがいっぱいあって、(自分は)時間が解決してくれました。答えを早く出しすぎて自殺する人がいますけど、時間はいいクスリだと思うので立ち止まってほしい」と自身の人生論を語った。そして、47歳の今でも後悔の毎日だと鈴井は話す。「生きること自体が後悔の連続。この本を書いたことも実は後悔してます(笑)」と言って笑わせた。
最後に鈴井は、「この本の主人公はどうしようもないダメな奴。それでも、友人、彼女、家族のサポートによってなりたっているんです。元気のない人に読んでもらって、ちょっとほっとするようなささやかな元気を感じてもらえたら嬉しいです」とアピールした。
また、賀来賢人、前田亜季、中村獅童ら出演した今秋公開の浅田次郎原作映画『銀色の雨』で鈴井は監督を務めた。「感じ入ってもらいたいものはこの本と同じ。その場に留まっていても時間は過ぎていき、解決してくれるんです。地味で大ヒットするような映画ではないですが、スタッフに『普通にいいです』と言われて、それが一番嬉しかったですね」とこの作品でも鈴井ワールドを感じさせてくれそうだ。
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