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来年1月に上演されるブロードウェイ・ミュージカル「キャバレー」の製作発表が14日、都内のライブ会場で行われ、主演の藤原紀香はじめ、諸星和己、阿部力、演出の小池修一郎が出席した。会見冒頭、大きく胸元の開いた鮮やかなピンクのドレスで登場した藤原は、深いスリットの入った太ももから、蝶のタトゥー・シールを覗かせ、セクシーな振付でタイトル曲を熱唱した。
「キャバレー」は1966年ブロードウェイで初演、1972年にはライザ・ミネリ主演により映画化もされ、数々の賞に輝くミュージカルの傑作だ。1929年、ナチスが台頭するベルリンを舞台に、ショーガールのサリーと売れない作家クリフの恋や時代に翻弄される人々の姿を描く。演出を手掛ける小池は、「エンタテインメント性と時代背景(の描写)、このふたつの接点を魅力的なキャストで作っていきたい」と語った。
主役のサリーを務める藤原は、「夢のように素敵な役との巡り会いに感謝している。皆さんの視覚も聴覚もプルプル震わせるような舞台にしたい」と意気込みをみせた。また、サリーの恋人クリフ役の阿部は、「観る方の心に何かを残せるような、僕たちの『キャバレー』を作りたい」と目を輝かせた。そして、物語の狂言回し的な役割を担うMC役の諸星は、「NYで初めて観て衝撃を受けた作品。いつか演じたいと思っていた役なので非常に嬉しいです」と感慨深げに話した。
サリーとクリフの関係について小池は、「恋に関して女性が積極的に男性を攻めていくところがおもしろい。女性は共感を覚えるだろうし、男性には阿部君が藤原紀香に襲われるシーンをおもしろいと思ってもらえると思う」と発言し、会場を沸かせていた。それを受けて阿部が、「来年1月、僕は“うらやましがられる男”ナンバーワンになると思います」と上機嫌で語ると、藤原は初共演の阿部について、「阿部さんは魅力的だし、ジェントルマン。ラブシーンもあると思うが、小池先生についていきます!」と語り、覚悟を新たにした。
パーフェクトボディーでセクシーに踊り、艶やかな声で歌う“紀香版サリー”の美しさは、男性はもちろん、女性の目をも釘付けにする。異色の3人の顔合わせで生まれ変わる「キャバレー」で、彼らがどんなショーを繰り広げるのか楽しみだ。
公演は、2010年1月7日(木)から29日(金)まで、東京・日生劇場にて。チケットは9月19日(土)一般発売開始。尚、@電子チケットぴあでは9月16日(水)11:00までプリセール(WEB先着販売)を受付中。その後、2月5日(金)から7日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、2月12日(金)から14日(日)まで愛知県勤労会館、2月20日(土)・11日(日)に北九州芸術劇場 大ホールにてそれぞれ上演される。
(取材・文:松原正美)
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