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日本で巻き起こった韓流ブームのきっかけとなった大ヒット･ドラマ『冬のソナタ』(2002年韓国放送)で主演を務めたペ・ヨンジュンとチェ・ジウが来日し、9月29日に都内ホテルで行われた記者会見に揃って出席した。日本でふたりが同席するのは初めてとあって、大きな注目を集めた。

今回の会見は、10月17日(土)よりスカパー！のスカチャンHD190、スカチャンHD800、そして10月1日(木)に新たに開局するDATVで放送が始まるアニメ『冬のソナタ』の完成披露に合わせて行われた。アニメ『冬のソナタ』はドラマ版のストーリーを中心に新たなエピソードを付け加えたオリジナル作品。ドラマ版で主演したふたりが声優に初挑戦している。

ここ数年のトレードマークだった長髪を切り、リラックスした表情で会見場に姿を見せたペ・ヨンジュンは、「まるで(ドラマを撮影していた)7年前に戻ったような気持ちです。当時、感じていた温かい気持ちを思い出し、ありがたく思っています」とあいさつ。アニメ版のキャラクターについては、「実際よりも若く描いていただいてありがたいです」と感想を語った。ペ・ヨンジュンのスーツと合わせたような、シックな黒のワンピースで登場したチェ・ジウも、「私よりも、ずっとかわいくてきれいに描かれているので、録音の時はドラマの時より『もっと明るく演じなければ』と苦労しました」と発言。すかさず記者から「実際の方がはるかに美しいですよ」と声が飛ぶと、日本語で「ほんとうにありがとうございます」と答え、笑顔を見せた。

韓国ドラマのアニメ化作品で主演俳優がそのまま声の出演をするのは初めての試みとあり、ペ・ヨンジュンは、「セリフがない時も息遣いなどで存在感を出さないといけないのが難しかったです」とコメントすると、チェ・ジウも、「走るシーンではスタジオで走りながら録音をしたのですが、周りで見ている人がいたのですごく恥ずかしかったです」とかなり苦労した様子。「ドラマでは実現しなかった、アメリカやフランスのシーンはアニメの大きな長所ですね」とペ・ヨンジュンが語る映像は注目だ。

9月29日18時からは東京ドームで「スカパー！HD presents アニメ『冬のソナタ』〜もうひとつの物語〜」と題した記念イベントも開催される。同イベントは全国24の劇場に衛星生中継され、合わせて約5万人の動員が見込まれている。

取材･文:佐藤結

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