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「みんなで勝ちとった賞」深津絵里、日本の観客にモントリオール映画祭受賞報告
2010年09月13日 10時59分 [映画祭]
トロフィーを手にした深津絵里と妻夫木聡

モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞した映画『悪人』の初日舞台あいさつが11日に都内で行われ、妻夫木聡、深津絵里、満島ひかり、樹木希林と李相日監督が登壇した。

樹木希林はあいさつする李相日監督を撮影！

物語は、九州の地方都市で起きた殺人事件を発端に、加害者の男(妻夫木）と彼を愛してしまった孤独な女（深津）の行方を、事件に関わる人々の心の闇も交えて綴った人間ドラマ。

劇場に敷かれたレッドカーペットを通って壇上にのぼった妻夫木は、満席の観客を前に「この日が迎えられて本当にうれしい」と感極まりながらも、「この作品こそが“ありのまま自分”の姿だと思う」と語りかけ、深津は受賞について「監督の妥協を許さない演出と、それに応え続けたスタッフ、共演者のみんなで勝ちとった賞。それに吉田修一さんがこの原作をお書きにならなかったらこの映画はないですし、監督が私の顔を思い浮かべることがなかったら私が受賞することもなかった」と感謝の言葉述べ、観客から大きな拍手を受けた。

また、本作はモントリオールに続いて10月に韓国で開催される釜山国際映画祭に招待作品として出品されることが発表された。

『悪人』
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