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精神科医・香山リカが語る“後悔しない人生の法則”とは?
2010年09月14日 12時19分 [洋画]
『メッセージ そして、愛が残る』イベント試写会に登壇した香山リカ氏

フランスでベストセラーになった小説を、仏映画界の名優ロマン・デュリスを主演に迎えて映画化した『メッセージ そして、愛が残る』のトークショー付き試写会が13日に都内で行われ、精神科医で立教大学教授の香山リカ氏が登壇した。

『メッセージ そして、愛が残る』場面写真

『メッセージ…』は、愛する幼子を病で失い人生に迷う敏腕弁護士ネイサン(デュリス)が、人の死を予見する能力を持つ男性ケイと出会ったことを機に自身の人生を見つめなおしていく姿を描いた感動作。

本作で主人公ネイサンが自身に死期が近づいていることを悟るくだりがあることにちなんで「もし、自分の死が近いとしたら何をするか?」との質問を受けた香山氏は「いろんな人に謝りたいですね。日ごろ不義理をしている人に」と笑顔を見せ、「私の勤める診療所にも死が近づいている方がいたりしますが、死というものは決して“存在”のすべてがなくなってしまうことじゃない。家族や残された人の心の中に残っていろんな影響を与えているんですね。だから死ぬことをそんなに怖いことだとは思っていません」とコメント。また、「後悔しない人生の法則はあるか?」との問いには「最近つくづく『人生には勝ちも負けもなくて、その人の人生があるだけだな』と思うようになりました。こういう人生がカッコいいとか、勝ち組だとか“成功のモデル”が特定されてしまっているんですけど、社会的に成功している人が病を抱えて診療所にやってきたりするんですね。だから、成功のモデルに合わなくても自分らしい生き方や満ち足りた人生をおくることは可能だと思います」と述べた。

その後、集まった観客に「この映画のラストはハッピーエンドだと思いますか?」と質問した香山氏は、その答えが真っ二つに別れたことに笑みを浮かべ「ハッピーエンドだと思う人とそうでない人、両方いる映画ですよね」と語り、集まった観客たちもその言葉に深くうなずいていた。

『メッセージ そして、愛が残る』
9月25日(土) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー


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