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今こそCGではなく“特撮”を! 映画『超強台風』の本編映像の一部が公開
2010年09月16日 13時06分 [洋画]
映画『超強台風』より

25日(土)から公開される中国製ディザスター映画『超強台風』の本編映像の一部が公開され、どこか懐かしくも味わい深い“特撮技術によるディザスター場面”の一部が明らかになった。

え? サメ? 台風の映画なのに?

『超強台風』は、120万人以上の人々が暮らす中国沿海部の都市・温州市に、史上最大規模の強力な台風が直撃。大自然の猛威に翻弄される人々と、彼らの命を守るために体を張って戦う市長の姿を描いたパニック映画。2008年の東京国際映画祭のコンペティション部門で上映され、壮大なスケールのディザスター描写と豪快すぎる物語が観客をア然とさせ、話題を呼んだ1作だ。

本作の大きな特徴のひとつが、CGに極力頼らない特撮によるディザスター描写だ。「昨今のVFXはCGに頼りすぎている。私は実写のほうがもっと観客に衝撃を与えることができると思う」と主張するフォン・シャオニン監督の決断により、監督と撮影クルーは中国東部の浙江省(せっこうしょう)沿海で数か月に渡って実際の台風の様子を撮影。職人が作り上げた港町のミニチュア模型が崩壊する映像と合体させることで、フルCGでは実現できない“手作りのテイスト” と“実写ならではの質感”を目指したという。

現在、映画におけるVFX(特殊映像効果)はCGを用いるケースが主流だが、ミニチュアはフルCGでは表現できない質感や重量感を映像にもたらすことが可能で、デジタル技術を駆使して作り上げられたピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』三部作でも多くの場面でCGではなく精巧に作成された模型が用いられた。ちなみに『超強台風』に登場するミニチュアは精巧に作られているものの、どこか“手作り”なテイストが感じられるもの。幼少期に特撮ヒーローものに熱くなった世代にはどこか懐かしく、フルCGが当たり前の世代には新鮮に感じられる映像になっているのではないだろうか。

『超強台風』
9月25日(土) 新宿ミラノほか全国順次ロードショー

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