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世界各地の秀作を集め、多くの映画ファンの支持を集めている映画祭「第11回東京フィルメックス」のラインナップ発表記者会見が16日に都内で行われ、林加奈子ディレクター、市山尚三プログラム・ディレクター、コンペティション審査員の白鳥あかね氏と、映画祭で上映される『冷たい熱帯魚』の園子温監督、『ふゆの獣』の内田伸輝監督、『Peace』の想田和弘監督が登壇した。
会見の冒頭で林ディレクターが「厳選に厳選を重ねてプログラムを選ぶことができた」と自信を見せる本年度は、オープニング作品に第63回カンヌ映画祭最高賞を受賞したアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の『ブンミおじさん(仮題)』、クロージング作品に同じくカンヌ映画祭で脚本賞を受賞したイ・チャンドン監督の新作『詩(原題)』が上映されるのをはじめ、アッバス・キアロスタミ、ジャ・ジャンクー、ダンテ・ラム、チャン・ツォーチらアジア圏を代表する映画作家たちの新作が揃う。また、本映画祭となじみの深いイスラエルの映画作家アモス・ギタイの特集上映が行われるほか、ギタイ監督の最新作『幻の薔薇』の上映も発表された。
林ディレクターは「今年のコンペ部門の上映作品に共通する点をあえて挙げるとすれば、“緊迫感”の描かれている作品が多い。追いつめられた人が追いつめられた状況の中でどうするのかを描いた作品が多いと思います」とコメント。コンペティション部門審査委員長を務めるウルリッヒ・グレゴール氏はビデオレターで「東京フィルメックスは第二の故郷のようなもの。驚かされる作品に出会えることを心待ちにしています」と期待を寄せた。
新作上映のほかにも、日本映画の黄金期と呼ばれる1950年代の松竹映画を特集する“ゴールデン・クラシック1950”や、子どもたちに映画の楽しみを伝える作品上映とワークショップのイベント“「映画」の時間”、次世代を荷う映画作家の育成を目指してアジアの若者たちを集って行われる映像人材育成プロジェクト“Next Masters Tokyo 2010”など例年以上に多彩なプログラムが用意されており、ファンにはたまらない映画祭になりそうだ。
「第11回東京フィルメックス」
11月20日(土)〜28日(日)
有楽町朝日ホール、東劇、TOHOシネマズ日劇、東京国際フォーラムホールC、銀座テアトルシネマにて開催
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