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小山慶一郎主演による舞台『0号室の客〜帰ってきた男〜』の製作発表が、9月21日、都内で行われた。小山をはじめ、波瑠、安藤聖、堀部圭亮といった出演陣のほか、この日は脚本の石原健次、演出を手がけるゴジゲンの松居大悟が登壇した。
本作は今年3月末までフジテレビ系で放映された深夜ドラマの舞台版。ドラマではストーリーごとに主役と監督を変えた6つの物語を展開し、今回はそのなかの第5話『戦わない男』を舞台化、ドラマのその後を描く。設定はドラマと同じ。爪や髪の毛などの遺伝子を入れると人間としての評価が点数として割り出されるエアシューターを備えた、洋館風ホテル・HOTELPOINTの0号室が舞台だ。インターネットでの憂さ晴らしが趣味だった元ニートの重人(小山)とネットで神と崇められる“キング”(安藤)は、再びこの部屋を訪れると、突然、滝川(堀部)という男にナイフを突きつけられて……。
ドラマ同様舞台版でも同じ重人役で主演を務める小山は、舞台化に際し自分に白羽の矢が立ったことに驚きつつ「(ドラマ版では)僕が演じる重人役は(19点という)最低点を出すのですが、逆に言うと重人はそれだけ伸びしろがある人間だと思う。その分、重人は何点まで成長していけるのかが、この舞台の見どころ」と話す。またドラマ版から続投となるキング役の安藤は、「まさか私たちが演じたドラマの第5話が舞台版になるとは。個人的には私が演じるキングと小山くん演じる重人の、ラブ的なシーンが出てきちゃうのでは? と若干ソワソワしたのですが、そういった展開は見られず……」と茶目っ気たっぷりに語った。これが初舞台となる波瑠は「設定のキャラクターは27歳。まだ私は19歳なので、少し難しい。あまり頭でっかちにならないように自然体でやっていきたい」、また最年長の堀部は若い座組に戸惑いながらも「見に来ていただく方には、自分の点数が出てしまうという意味を踏み込んで考えていただけると、明日からの生活も変わってくるのでは?」と締めくくった。
公演は11月13日(土)から12月5日(日)まで、東京グローブ座にて。チケットは10月3日(日)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは9月26日(日)11:00まで特別電話先行を受付中。
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