タレント ニュース
映 画

《ゲキ×シネ》『蛮幽鬼』が10月2日から公開されるにあたって、復讐の鬼と化していく主人公を演じた上川隆也がインタビューに応じた。
劇団☆新感線の大ヒット作である本作は、無実の罪を着せられ10年の歳月が流れてもなお復讐に生きる土門(上川)と、彼の前に現れる謎の男(堺雅人)を軸に展開する人間の業を描いた壮大なドラマ。
『SHIROH』以来2度目の出演となる劇団☆新感線について、上川は「『容赦がない』という印象を持っていました。演技やギャグ、美術や小道具に至るまで、その時にやれることをとことんやりきって、フルパワーでお客さんに向けて放つという感じのお芝居だと思う」とコメント。また、「毎回、手抜きせず、初日に開けたお芝居をそのまま演じ続けようとはしない。必ずどこかでマイナーチェンジを加える」と話し、『蛮幽鬼』においても「顕著な例では、オープニングのシーン。美古都(稲森いずみ)に向かってひとりで語りかけるシーンは3行ぐらいセリフが足された」と語った。
演じた土門については、「かわいさ余って憎さ百倍じゃないですが、彼はすごく真っ直ぐな男。思いの丈が強すぎるがゆえに、その矛先が変わってしまうことで、あそこまで変貌を遂げてしまったと思う」と分析し、「物語に向かう真っ向さ加減はどこか意識しながら演じた」と明かした。
《ゲキ×シネ》については、「寄って見られる面白さは間違いなくある。それは、舞台を映像化する上でのメリット。出演者として、また違った命を作品に吹き込んでもらえている、そういう感慨があります」と語る一方で、「ある一瞬のものを切り取ったものでしかない。収録されてからも進化し続け、《ゲキ×シネ》が最終形ではないということをどこかで感じてもらえたらうれしい」と述べ、「舞台の上に立っているということは、それ自体が大嘘。舞台空間にはいっさいリアルはないんですよね。みんなで大嘘をついてみんなで大嘘を楽しむっていうのが、舞台にしかない、大きな要素だと思う」と舞台の魅力を語った。
《ゲキ×シネ》『蛮幽鬼』
10月2日(土)より、新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国公開
関連リンク(外部リンク)
関連タレント
映画のニュース もっと見る
-
映 画
2021年12月28日 17時52分 更新オンライン特別上映 JAM THE CINEMA Vol.2『エル プラネタ』 -
映 画
2021年09月14日 16時40分 更新佐久間由衣を主演に20代の悩みと心の揺れを繊細に描く -
映 画
2021年08月16日 13時57分 更新スパイだった実在の歌手描く映画『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』先行配信決定! -
映 画
2021年06月28日 10時33分 更新ヒップホップ黎明期を記録した伝説のドキュメンタリー映画「Style Wars」が先行配信決定! -
映 画
2021年05月17日 12時51分 更新映画『Style Wars』× JAM THE PLANET 特別オンライン上映会開催