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人気大河小説『銀河英雄伝説』の舞台化が決定、9月29日都内で製作発表会見が行われた。会見には、主演の松坂桃李はじめ出演陣のほか、原作者の田中芳樹らも顔を揃えた。
原作は、1982年に第1巻が刊行されて以来、累計1300万部の売上げを誇る長編小説シリーズ。遠い未来の銀河系を舞台に、銀河帝国対自由惑星同盟の戦いを、敵対するふたりの名将、ラインハルトとヤン・ウェンリーを軸に描く壮大な物語だ。今回の舞台化では、ラインハルトを中心に銀河帝国側の物語として構成するという。
皇帝に奪われた最愛の姉を取り戻すべく、権力を得るために軍人となったラインハルトを演じるのは、松坂桃李。松坂は、TV「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビューした人気の若手で、今回が初舞台。「めったに連絡のない父から電話があって、「やるからには責任をもってやれ。オレはこの作品が大好きなんだ」と。父の期待に応えるためにも頑張りたい」(松坂)。一方、ラインハルトの親友・キルヒアイスを演じるのは、崎本大海。「キルヒアイスはラインハルトの副官。友人だが、それ以上に心底ほれこんでいる。ラインハルトに対して、どれだけほれこめるかが、役作りのポイントになると思う」(崎本)とそれぞれ意気込みを語った。
壮大な物語を舞台化するにあたり、総合プロデューサーの多賀英典は、「一挙にいくべきか迷ったが、今回はラインハルトをかばいキルヒアイスが悲劇を迎えるところまでを描く。(敵将の)ヤンは一切出てこない」と話しながら、「いずれは東京ドームで宇宙大戦を描きたい」と今後の構想についてもふれた。作、演出を担当する堀江慶は、「宇宙戦争をどう舞台上にプランニングしていくかは、今いろいろ考えているが、宇宙空間は絶対お見せします」と舞台をアピール。また、原作者の田中芳樹は、「帝国軍の話に焦点を絞ったのは正解だと思う。その点、第1歩から不安がなかった。どう舞台化してくれるのか、ひとりの観客として楽しみにしている」とエールを送った。
出演はほかに、主人公の秘書官・ヒルダ役にAAAの宇野実彩子、主人公の姉アンネローゼ役に元宝塚娘役トップスターの白羽ゆり。公演は2011年1月7日(金)から16日(日)まで、東京・青山劇場にて。チケットの一般発売開始は10月23日(土)より。なお、チケットぴあでは、先行抽選販売「プレリザーブ」を10月1日(金)11:00まで受付中。
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