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小堺一機、斉藤由貴が舞台で共演。T・ワイルダーの名作『わが町』
2010年10月13日 17時05分 [演劇]
会見より。写真左から、稲本響、相島一之、鷲尾真知子、小堺一機、斉藤由貴、中村倫也、佃井皆美
会見より。写真左から、稲本響、相島一之、鷲尾真知子、小堺一機、斉藤由貴、中村倫也、佃井皆美

先月上演された『ヘッダ・ガーブレル』で新国立劇場演劇部門の芸術監督としてスタートを切った宮田慶子。彼女が掲げる「JAPAN MEETS…−現代劇の系譜をひもとく−」シリーズ第3弾として上演される『わが町』の製作発表が、10月12日、新国立劇場で行われ、出演者の小堺一機、斉藤由貴、鷲尾真知子はじめ、ヒロイン役を演じる佃井皆美、音楽・ピアノ演奏の稲本響らが参加した。

『わが町』の公演情報

本作は1938年に発表され、その年のピュリッツァー賞を受賞し、現在も世界中で上演され続けるソーントン・ワイルダーの不朽の名作だ。舞台装置を設けず、シンプルな舞台の上で演者と観客双方の想像力により進行していく台本は、現代劇の原点ともいえる作品。物語はアメリカの小さな町に暮らす、幼なじみのエミリーとジョージの淡い恋と結婚を軸に、ありふれた日常の中にある、人生の一瞬一瞬の尊さを紡ぎだしていく。

演出を手がける宮田は「ミクロから宇宙にまで広がる舞台の世界感を、中劇場ならではの空間を生かして再現したい。時代の流れがあまりに早い現代だからこそ、現代のカンパニーに合わせた新翻訳で蘇らせることに意味がある」と意欲を見せた。小堺は「(物語の進行役を担う)舞台監督という役は、観客と町の掛け橋なので真っ白になって、お客さんがそれぞれ、いろんな絵を描いてもらえるようつとめたい」と抱負を述べた。斉藤も「現代劇が多くて古典は初めて。何もないところからスタートする不親切さが面白いのでは」とコメント。鷲尾は「18歳のときに『わが町』のヒロイン・エミリーを演じており、今でも全部覚えています。今回は感情的にならず、冷静にお母さんを演じたい」と話した。1500名を超える応募者の中からオーディションで選ばれた、ヒロインの佃井は「人生観が変わるくらい素敵な作品だと実感している」と明るく期待を覗かせ、ピアノ演奏の稲本は「音楽は見えないが、毎日キャストの空気を感じながら、観客の心に浮かぶ音楽を作り出したい」と笑顔で語った。

公演は2011年1月13日(木)から1月29日(土)まで、東京・新国立劇場 中劇場にて上演。チケットの一般発売開始は10月16日(土)より。

取材・文:梁瀬純子

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