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仲間由紀恵の主演舞台『琉球ロマネスク「テンペスト」』の製作発表が10月14日、都内で行われた。仲間は、2007年の新橋演舞場公演『ナツひとり-届かなかった手紙-』以来約4年ぶりの舞台出演。当日は、仲間をはじめ、山本耕史、生瀬勝久、西岡徳馬らキャスト陣のほか、演出の堤幸彦、作家の池上永一らが顔を揃えた。
本作は、池上永一の長編小説『テンペスト』を舞台化したもの。19世紀江戸時代末期の琉球王国を舞台に、時代の波に翻弄されながらも、祖国のために献身的に尽くした、ひとりの女・真鶴の愛の物語だ。真鶴は、父の命に従い、男として生きることを決意。難関の試験を突破し、上級官僚・孫寧温として財政改革に着手、様々な困難と立ち向かっていく。主人公・真鶴=孫寧温役で、仲間が“男女ふた役”に挑戦。真鶴が密かに恋心を抱く、薩摩藩士・浅倉雅博役に山本耕史。琉球乗っ取りを画策する宦官・徐丁垓役に西岡徳馬。敵対する王族神・聞得大君役で生瀬勝久が出演する。
舞台では琉球舞踊のシーンもあるとあって、会見で仲間は「琉球舞踊は小さい頃から長くやってきた。やっと舞台で役立てることができる」と控えめながら自信のコメント。今回の役柄については、「真鶴は好奇心旺盛で、いろんなことを吸収していくパワフルな女性。女性が王宮に上がることのできない時代に、強い気持ちを持ち続けた。誰かを、何かを守るために生きる、そんな大きな愛を演じることができたら」と意気込みを語った。
共演の山本は、「舞台では久しぶりの大作。エンタテインメント性の高い舞台になるのでは。ドラマで時代劇に出ることはあったが、舞台で時代劇は初めて。すべて初挑戦のつもりで頑張りたい」と話し、生瀬は、「仲間さんとは『TRICK』『ごくせん』とタッグを組んで、ヒットさせてきた。今回もヒット間違いなし」と太鼓判。演出の堤は、「素晴らしい原作と素晴らしいキャストを得ることができた。最新の映像技術も多用して、とにかく面白い舞台にしたい」とアピールした。
公演は、2011年2月6日(日)から28日(月)まで東京・赤坂ACTシアター、3月5日(土)から3月20日(日)まで大阪・新歌舞伎座にて。チケットの一般発売は、東京公演が10月16日(土)、大阪公演が11月20日(土)より。なお、チケットぴあでは、大阪公演のインターネット先行抽選販売「プレリザーブ」を10月21日(木)11:00まで受付中。
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