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映 画

大沢たかお、舞い降りる雪に「忘れられない作品」と思い馳せる
2010年10月18日 13時42分 [邦画]
『桜田門外ノ変』初日舞台あいさつの模様

吉村昭の歴史小説を実写化した映画『桜田門外ノ変』が16日に初日を迎え、大沢たかお、長谷川京子、加藤清史郎、渡辺裕之、生瀬勝久、中村ゆり、伊武雅刀、北大路欣也、主題歌を歌うalan、佐藤純彌監督が東京・有楽町の丸の内TOEIで舞台あいさつに立った。

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時は1860年3月3日、改革を目指す攘夷派の水戸脱藩士・関鉄之介(大沢)ら18人が、幕末の大老・井伊直弼を暗殺。大政奉還前の歴史が動くきっかけとなった大事件“桜田門外の変”を『男たちの大和/YAMATO』の佐藤監督が人間ドラマの側面から描く。この日は劇場内に雪に見立てた泡剤が劇場に舞い降り、事件当日の雰囲気が再現された。

堂々の主演を果たした大沢は「一映画人として参加できたことが光栄。本当に忘れられない作品だし、役者としての向き合い方が変わるほどだった」と胸を張り、「たくさんの命、そして死の上に今の自分たちが成り立っているんだと実感。これから僕たちがいかに豊かに生きるかが重要だと思う」と歴史の裏で命を燃やした水戸藩士に思いを馳せた。

一方、鉄之介の妻を演じた長谷川は「あまり多くを語らない当時の女性を演じるのは、難しい部分もあった。心の中で一緒に鉄之介さんと戦い、家を守る使命を果たしたつもり」とコメント。息子役の加藤は、生まれて初めて農具のクワを手にしたシーンを「すごく重かったです。いい経験ができて良かった」と振り返った。

また、伊武は“憎まれ役”の井伊を演じ「皆さん、物は投げないでください」と笑いを誘い、「井伊さんのいいところをご紹介すると、鼓(つづみ)、太鼓、それに狂言と非常に多才な人だったんですよ。本当、水戸の野郎ども(笑)にカゴの中で刺し殺されて、実に無念でしたね」。井伊とは対立関係にある水戸藩主・徳川斉昭役の北大路は「紀尾井町に住んでいるので、普段から桜田門を目にするが多い。そのたびに、たった150年前にここで壮絶な事件があったんだなと思うと……」と言葉を詰まらせていた。

『桜田門外ノ変』
公開中

(C)2010『桜田門外ノ変』製作委員会

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