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坂本冬美と藤あや子。数々のヒット曲を持つ歌姫ふたりが、新春の博多座に初登場する。ふたり揃っての共演は昨年の大阪・新歌舞伎座公演以来2度目。しかも「すごく行きたかった！」と声を揃える博多座公演だけに、再共演を楽しみにしているとか。そんなふたりが10月15日に福岡市内のホテルで記者会見を開催し、公演への意気込みを語ってくれた。

『坂本冬美　藤あや子』の公演情報

まず第一部は芝居『恋はいたずら』。この作品はシェイクスピアの『十二夜』を基に、舞台を日本に移したロマンチック・コメディ。見どころは、坂本が双子の兄弟・瀬浪と美緒の2役を演じること。男役と娘役を早替りで演じ分ける様に注目したい。また藤が演じるのは海原国一の美女・利緋阿姫。輝くばかりの美貌はもちろん、その姿での勇敢な立ち回りにも注目だ。

プライベートでも仲の良いふたりだが、女優としてのお互いを「普段の藤さんのイメージは“色っぽくて、艶っぽい”だと思うのですが、今回の役柄は“すっとぼけて、お茶目で可愛い”役。むしろ素の彼女に近い役なので、その辺りもお楽しみください(笑)。妖艶な女性からお茶目な役まで幅広く演じる女優さんですね」（坂本）、「器用でまじめでお稽古をたくさんする方。毎回きっちりとした芝居をされる女優さん。今回演じる男性役は本当にステキで、こんな人がいたら、またすぐお嫁にいきたいくらい(笑)。女性役になると普段のまめちゃん（坂本）らしくて可愛いですよ。このギャップがすごいですね」（藤）……と笑いを交えながら評する。そんなふたりの女優姿には今から期待が高まるばかりだ。

そして第二部はお待ちかねの歌謡ショー『冬美とあや子の麗しのショータイム』。数々のヒット曲はもちろん、デュエット曲やふたりならではの思い出の曲なども披露する。「ここだけの話、かなりふたりで話し込みましたよ（笑）。ワインを飲みながら、ああでもないこうでもないって。せっかく九州公演なので、九州出身の方の歌を並べてみようかと。あとは劇場でのお楽しみにさせてください」（坂本）、「最初の構想ではかなり時間が長くなってしまって(笑)、ふたりで試行錯誤しながらぎゅっと凝縮させたんです。楽しみにしていて欲しいです」（藤）。博多座ならではの演出に加え、ふたりの息の合ったトークも楽しみだ。

演出家のさとうしょうからは「笑いのツボを心得ている方々。要求以上のことをして頂けます(笑)」と太鼓判を押されたふたり。新春の博多座を華やかさと楽しさで満たしてくれそうだ。

公演は2011年1月5日(水)から27日(木)まで、福岡･博多座にて。チケットは11月13日(土)一般発売開始、インターネット先行抽選販売「プレリザーブ」を11月5日(金)11:00から11日(木)11:00まで受付。

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