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最終章は“心に響く”作品に。監督が語る映画『シュレック フォーエバー』
2010年10月20日 22時17分 [洋画]
『シュレック フォーエバー』撮影現場で“長ぐつをはいたネコ”に演技をつけるマイク・ミッチェル監督(イメージ)

『カンフー・パンダ』や『ヒックとドラゴン』のドリームワークス・アニメーションの人気シリーズ最新作にして最終章『シュレック フォーエバー』が12月18日(土)から公開される前にマイク・ミッチェル監督がインタビューに応じた。

フィオナ姫がなぜか“おたずね者”に!

『シュレック フォーエバー』は、ペテン師の魔法使いランプルスティルスキンの罠にかけられ、まったく別の次元の世界に飛ばされてしまったシュレックが、フィオナ姫との幸福な日々を取り戻すべく冒険を繰り広げる物語。

“フォーエバー”のタイトル通り、本作で最終章となる『シュレック』シリーズ。しかし、製作当初は純粋に“シリーズの4作目”として脚本作りが行われたという。しかし、ミッチェル監督は「スタッフたちと話し合いながら物語を練っていく中で、過去3作の要素のすべてを網羅した“これ以上はない結末”ができたので、シリーズの完結を決めたんだ」という。そんなシリーズの最終作は、これまでのコミカルな要素を残しつつ、“よりパーソナルな感情”を描いた作品に仕上がった。何せ、本作の冒頭でシュレックは、フィオナと結ばれ、子宝に恵まれているのに、どこか“満ちたりなさ”を感じているのだ。「冒頭のシュレックは僕そのものだよ。僕もふたりの子どもを抱えて“ミドルエイジ・クライシス(中年の危機)”を感じていたんだ。作品にパーソナルな要素を加えることに不安はあったよ。でも、シリーズに関わってきた素晴らしいクリエイターたちに囲まれていたから自信をもって作品作りができたと思う」。

ド派手なアクションやギャグ、パロディの要素はそのままに、大人が観ても“心に響く”シュレックを作りだすことは決して易しいことではなかったようだが、“3D”が演出の上で大きな役割を果たしたとミッチェル監督は語る。「3D映像には“感情をつくりだす”という効果もあるんだ。例えば、今回の映画でシュレックがドンキーのもとを去っていく場面があるんだけど、画面の遠くでシュレックがポツンと歩いている絵は3Dになることで、より孤独感が際立つんだ」。

みんなの大好きな童話やおとぎ話、ファンタジーを題材にしたシュレックシリーズは、最後の最後で“観客の個人的な感情”を揺さぶる作品を作り上げた。ミッチェル監督は「シュレックは醜いだけじゃなくて、いつも感情を素直に表現する気持ちのいいヤツだし、どこか愛らしさがある。北米で公開された時は、僕と同じ父親たちが共感してくれたし、多くの観客がポジティブな反応を示してくれた。だから日本の観客にもまずは3Dで映画を楽しんでほしい」とメッセージをおくっている。

『シュレック フォーエバー』
12月18日(土) 新宿ピカデリー他全国ロードショー


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