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フランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴが主演したフランソワ・オゾン監督作品『しあわせの雨傘』が開催中の第23回東京国際映画祭で上映され、ドヌーヴが上映前の舞台あいさつに登壇し、女優の真矢みきが特別ゲストとして登場した。

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『しあわせの雨傘』は、夫が倒れたことから雨傘工場の運営をすることになってしまったブルジョワ主婦スザンヌ(ドヌーヴ)の奮闘を描いた作品。

2002年製作の『8人の女たち』以来、8年ぶりにオゾン監督作に出演したドヌーヴは「8年あれば私も彼も変わります。しかし、そのことによってお互いをよりよく知ることができましたので、良好な関係を築きながら作品作りができた」と振り返り「日本のことが大好きなのですが、あいにくいつも滞在時間が短いんです。今回も短い方ですので、次は余裕をもらって行ったことのない街に行ってみたい」とコメントした。

その後、先日誕生日を迎えたドヌーヴのために大きな花束を抱えて登場した真矢は「スクリーンを通さずにお目にかかれて非常に光栄です」と感激の表情を浮かべ、当日夕刻から都内で雨が降り出したことについても「今日はドヌーヴさんにお会いできるので、雨傘が必要な小雨になりロマンティックな気分で家を出てきました」と満面の笑顔を見せた。また「(今回演じた)スザンヌとドヌーヴは重なる部分はあるのでしょうか？」と真矢が質問すると、ドヌーヴは「ふだんから周りの人と仲良くやっていきたいですし、家族のいざこざがあったらまとめていきたいと思う部分は似ています」と回答し、劇中で真っ赤なジャージ姿を披露していることについて「みなさんはこの姿を見て少し驚かれるかもしれませんが、私をよく知る人はあまり驚かないでしょうね」と語り、集まった観客の笑いを誘っていた。

「第23回東京国際映画祭」
10月31日(日)まで 六本木ヒルズほか都内各所で開催中

『しあわせの雨傘』
2011年正月第2弾全国順次ロードショー

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