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小林聡美と小泉今日子が初共演した映画『マザーウォーター』の初日舞台あいさつが30日に都内で行われ、小林、小泉のほかに加瀬亮、市川実日子、永山絢斗、光石研、もたいまさこと松本佳奈監督が登壇した。

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映画は、京都を舞台にウィスキー・バーを構えるセツコ(小林)、コーヒー店を営むタカコ(小泉)、豆腐を売るハツミ(市川)ら男女7人の日常をていねいに描いた作品。

関東地方に台風が接近し、朝から大雨の公開初日となったが、舞台あいさつの会場となった東京・新宿ピカデリーには女性客を中心に満席で、小泉は「私だったら絶対に家から出ないと思うんですけど」と語り、客席の笑いを誘うと「とても気持ちのいい映画ができました。この作品のポスターのコピー“あしたへは、ダイジなことだけもってゆく。”が大好きなのですが、この映画を観て、少しいいものを見つけたら、明日に持っていっていただけたら」とあいさつ。加瀬は「ふだん忙しい中で聞く機会のない心の声に耳をすませる時間になればとてもうれしいです」述べ、もたいは「私は雨が降ろうがヤリが降ろうが来ますよ。自画自賛になりますが、本当にみなさんに観ていただきたいと思ってましたので、朝起きた時、雨をうらみもしたんですけど、こんなに集まっていただいて本当にうれしいです」と笑顔を見せた。

本作も『ねがね』や『プール』に続いて、フードスタイリストの飯島奈美氏が手がけた料理の数々が登場するが、光石は「永山くんとふたりで、(自身の出演ではない)ビーフカツサンドが登場するシーンの日にお邪魔しまして。かき揚げのシーンも行かせていただきました。“ただ食べに行ってる”みたいになると何なので、永山くんを誘って、いかにも“現場を見る”風にして行きました」と撮影を振り返った。

最後に小林は「この映画の出演者たちは、作品の中で毎日ちょっとずつ新しいことを経験して新しい自分になっています。みなさんにとってこの映画との出会いが、新しい何かになれば」とあいさつし、集まった観客から大きな拍手を受けた。

『マザーウォーター』
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