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『放送禁止』の長江俊和監督が全米大ヒットホラーの続編を製作。その“こだわり”とは?
2010年11月11日 15時24分 [邦画]
『パラノーマル・アクティビティ第2章…』を手がけた長江俊和監督

今年1月に日本公開され、話題を呼んだ低予算ホラー映画の続編『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』20日から公開されるのを前に、長江俊和監督がインタビューに応じた。

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『…TOKYO NIGHT』は、アメリカから帰国したばかりの姉・春花(青山倫子)と弟・幸一(中村蒼)、そして父の暮らす平凡な一軒家を舞台に、幸一が部屋に仕掛けたビデオカメラに記録されていた驚愕の映像を組み合わせて、家族を襲った“恐るべき現象”の全貌を描く作品。

カルト的な人気を誇る『放送禁止』シリーズで“フェイク・ドキュメンタリー”の手法を駆使して高い評価を得た長江監督だが、本作では意外にも“正攻法の映画作り”に挑んだ。「最初は“放送禁止”風のプロットもいくつか書いてみたんですけど、『パラノーマル・アクティビティ』の恐さを追求していったら、正攻法に作るのが一番だということになったんです」という長江監督は撮影前に繰り返し前作を観賞したことで、「あの映画は一見荒削りな映像のように見えて、実は細かい演出をけっこうやってるんですよ。編集や音響まで緻密に計算されている。それを分析するのは自分でも勉強になりましたし、続編でもその手法を踏襲し活用しました」と語る。

本作では、ドキュメンタリータッチの生々しい演技と映像を引き出すため、多くの場面でアドリブ演技が採用され、俳優が撮影した映像も多く使用されているが、さらに撮影現場で生まれたアイデアや予想外の展開も物語に盛り込まれたそうだ。「いつも、事前にイメージした通りのものではつまらないと思っているので、予想外のことが起きたり、自分の想像以上のものができないと面白くないんです。だから、今回のシナリオに“遊び”の部分を作りながら、フェイク感を高めるために撮影する直前になってどう撮るか考えたシーンもありますし、中村くん、青山さんと話し合って出たアイデアを取り入れたりしましたね」。

ちなみに、本作は“正攻法”で製作された作品だが、これまでの長江作品同様“2回目以上観ないとわからない巧妙な伏線”が仕掛けてある場面がいくつか存在するらしい。「あまり多くは言えないんですけど、『放送禁止』が好きな方のために言っておくと、劇中で姉弟のお父さんが出てくるんですが、そこは繰り返し観てもらうと意外なことがわかると思います。それから、映画の中に“悪魔の影”が出てくる場面があるんですが…たぶん1回観ただけではわからないと思うので、繰り返し大画面で観てもらいたいですね」。

『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』
11月20日(土) シネマサンシャイン池袋ほか全国ロードショー

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