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ミュージカル『アンナ・カレーニナ』の記者会見が11月11日、都内にて行われた。主演は一路真輝、瀬奈じゅんのダブルキャスト。演出は鈴木裕美。
ロシアの文豪トルストイの名作『アンナ・カレーニナ』を舞台化、ブロードウェイで1992年に初演された作品。美貌の人妻アンナと青年将校ヴロンスキーの不倫の愛を描いた物語で、日本では2006年に初演された。この時も主演した一路に加え、今回は宝塚トップスターを経て、先月まで上演されていた『エリザベート』タイトルロールで女優デビューを果たした瀬奈をダブルキャストで主役のアンナに据え、再登場する。
結婚・育児に専念していたため本格的な舞台は4年ぶりとなる一路は「公演の記者会見というより復帰会見のよう」と内面の緊張を明かしながらも、「『アンナ』の初演のあとに育児に専念しようと決め、ミュージカルの世界には戻ってこないかもしれないという思いも半分あった。でも3歳になる娘が『ママ、歌ってる時すごく楽しそうだね』と言ってくれたのがきっかけで3月にコンサートをやり、その後色々お話もいただきちょっとずつミュージカルの曲に触れていくうちに、ああやっぱり自分はそういう場所にいたいという思いが強くなりました」と舞台復帰に至った思いを丁寧に話した。また「(アンナにも息子がいるため)育児をしてきた経験が少しでも役に立てたら。でも私が子どもがいたらできないことをアンナはしているので、そこに自分を投影して演じるのはすごく難しい。真正面から役にぶつかっていけたら」と役に対する思いを語った。
また、『エリザベート』に続き、一路の演じた役に挑戦する瀬奈は「実は宝塚時代も一路さんが演じた役をさせていただく機会が多かったので、ご縁を感じています。作品は、たくさん曲があるわりには芝居要素の濃い、リアルな作品という印象。女優になってから、女性としてセリフをしゃべる経験がまだほとんどないので苦労すると思うが、基本的なことに真面目に取り組んでいきたい」と意気込みを話した。
ヴロンスキーには伊礼彼方、アンナの夫・カレーニンには山路和弘。「ヴロンスキーは貞淑な人妻であるアンナが惚れるほどのいい男。どこまでその説得力を出せるか、みなさんの力を借りてやっていきたい」(伊礼)、「伊礼君がメイクをしたらどんどん外国人になっていたが、隣の自分は“鹿鳴館”にしか見えない。今回は自分も外国人になりきってみようと思います(笑)」とそれぞれ話していた。
共演はほかに葛山信吾、遠野あすか、春風ひとみ、山西惇。公演は12月25日(土)から2011年2月6日(日)まで東京・シアタークリエにて。その後新潟、兵庫、愛知、大阪でも行われる。
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