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ジャッキー・チェン主演最新作『ラスト・ソルジャー』が13日(土)から日本公開されるのを前に、主演、原案、製作総指揮、武術指導を務め、20年間構想してきた物語をついに映画化したジャッキーからメッセージが届いた。
『ラスト・ソルジャー』は、戦国時代の中国を舞台に、壮絶な戦場を生き延びた歩兵(ジャッキー)が、偶然に敵国の若き将軍を捕獲したことから、報酬を得るため傷ついた将軍と共に危険に満ちた道中を旅する物語。
なぜ、彼は本作の実現に20年もの間こだわったのだろうか?「僕はこの映画で“戦争とはすごく残酷なものだ”と伝えたかった。昔はコミュニケーションが取れなくて、知らないところの人や文化が出会う場面で争いがあったかもしれない。でも今は地球はひとつになっているんです。今なら数時間あれば日本にも韓国にもアメリカに行けるし、お互いのことも知るようになった。もはや戦う必要はない。でも、今も世界中で戦争が起きている。だからこそこの映画を撮るべきだと思ったんだ」。
自身のメッセージを観客に届けるため、本作では“俳優・ジャッキー”もこれまでにない役柄に挑んだ。「僕が今までやった役とはまったく違って、今回僕が演じた役は死ぬのがすごく怖い。何をするにもビクビクしてる。戦うこともできないし、死んだふりをしたりね。彼がどうしてそういう風になっていったか? 映画の中でいろんなメッセージが込められているので、わかってもらえるとうれしいね」。とはいえ、映画は全編に渡ってダイナミックでありながら物語を引き立たせる“ジャッキーアクション”が満載だ。「“リアル性”を重視しました。今の映画を観てるとあまりリアルじゃないと思います。今は飛んだりCGがあったりアクションがあったりする映画が多いけど、僕は絶対に作らない。『アバター』が流行って、みんな自分も撮るってやってるけども、『アバター』はひとつしかないわけです」。
確かにジャッキーはいつも自身のアイデアと天性の身体能力を活かして、唯一無比の道を歩んできた。「その昔、僕が『ヤングマスター』を撮ってすごいヒットしたとき、みんなマネた映画を作り始めたので、僕は『ポリスストーリー』を撮った。そして、他の人たちが『ポリスストーリー』をマネると、僕はまた次の映画を撮ってきましたし、続編をやる場合でも“なぜ、それを撮るのか?”を意識しています。人についていくのは簡単だけど、自分で道を切り開くのはすごく大変。でも、僕は他の人たちが撮る映画は撮りたくないんだ」。
そんなジャッキーが50代を超え、さらなる一歩を踏み出した『ラスト・ソルジャー』は、中国で彼のキャリア史上最高の興収を記録した。「興行的にも良かったし、作品の出来にも満足してるよ。20年越しの夢がかなった作品だね。また、この作品は反戦の映画でもあるんだ。だから、映画を観た人が僕が込めたメッセージを感じてくれればうれしいね」。
『ラスト・ソルジャー』
11月13日(土) 渋東シネタワー他全国ロードショー
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