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なぜ『ハリー・ポッター』最終章は前後編になった? 監督が語る
2010年11月16日 12時04分 [洋画]
『ハリー・ポッターと死の秘宝』を手がけたデイビッド・イェーツ監督

全世界で圧倒的な人気を誇るファンタジー大作の最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が19日(金)から日本公開されるのを前に、来夏公開になる『…PART2』の仕上げ作業中のデイビッド・イェーツ監督が電話インタビューに応じた。

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』場面写真

シリーズ初にして最後の“前後編”となった本作。これまでも長尺の原作をカットしながら何とか1本の映画にしてきたが、なぜ本作だけ2本の映画になったのだろうか? イェーツ監督は「それにはふたり理由があるんです」という。「ひとつはファンのためです。毎回ファンの方から『なぜ、○○のシーンを映画に入れないの?』と不満をもらっていたので、最終作はなるべく本の内容を映画に入れたいと思いました。もうひとつ、こちらがメインの理由ですが“映画の内容”の問題です。私と(脚本家の)スティーブ・クローブスが『この場面は入れたい』とか『このセットは作りたい』なんて考えて話をしながら脚本を作ったら、莫大な予算が必要な5時間ほどの映画になってしまったんです。だから、2本になったのは純粋にクリエイティブな理由からです。最終作だからじっくり時間をかけたかったですし、映画2作分の内容が充分にある原作だと思います」。

とはいえ、『…Part1』と『…Part2』は単純に長時間の映画を二分割したものではないようだ。「2作品につながりはありますが、それぞれトーンの異なる作品になります。Part1はホグワーツを離れて旅に出る“荒々しくもメランコリックな作品”になりました。そして、Part2はバトルシーンも多くて、“壮大なオペラのような作品”になると思います」。

『…Part1』でハリーたちは、ヴォルデモートに命を狙われながら彼の魂が宿った“分霊箱”を探す旅に出る。その旅はどこまでも過酷で孤独だ。「今回、俳優たちは今回の脚本を読んだ時に非常に喜びました。本作ではテーマが非常に大人なものになっているのですが、彼らも成長しているので、本作ではより“自分の中の感情”を探して、キャラクターを通じて表現できる余地があったと思います。私はすでに彼らとは何作も一緒にやってきましたから、これまでと同じく“自分がリアルだと感じられる本物の瞬間”を表現しようとしました」。

あどけなさが残る幼いハリー少年と仲間たちが登場してから約10年。最終章は『…Part1』ではハリーたちの“大人の表情”が垣間見える作品に、『…Part2』ではシリーズの終幕を飾る壮大なクライマックスを描いた作品に仕上がっているようだ。

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』
11月19日(金)より全国ロードショー
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