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漫画家・水木しげる氏の妻・布枝さんの著作を映画化した『ゲゲゲの女房』の初日舞台挨拶が20日、東京・新宿武蔵野館で行われ、主演の吹石一恵、宮藤官九郎と鈴木卓爾監督が登壇した。
お見合いからわずか5日で結婚した漫画家しげる(宮藤)と布枝(吹石)が、貧乏暮らしを乗り越えながら、漫画創作に打ち込む夫婦愛を描いた人間ドラマ。原作は『ゲゲゲの女房 人生は…終わりよければ、すべてよし!!』。NHK朝の連続テレビ小説が高視聴率を記録し、水木氏本人も文化功労章を授与されるなど、まさに“ゲゲゲ”イヤーとなった今年を映画版『ゲゲゲの女房』が締めくくる。
吹石は「自分の子どもが成人する感じ。今年1月から2月にかけて極寒の中、ぎゅっと団結し撮影した作品。ぜひゲゲゲの女房ワールドを楽しんでもらえれば」と感無量の挨拶。本作のプロモーションで100件を超える取材に応じ「今ではテレビで『ゲゲゲ』って聞くだけでビクっと反応します」と笑顔を見せた。一方、夫・水木を演じる宮藤は「僕はあんまり(プロモーションを)頑張らなかったから、ビクってことはない(笑)。ゲゲゲって言われても『僕じゃないほうだな』って思う」と水木本人を彷彿とさせる飄々とした調子で、客席を笑わせた。
出会って5日目で結婚した夫婦という設定に、鈴木監督は「お二人にはあんまり仲良くしないでくださいとお願いした。弁当食べるのも背中合わせだったし、もっと仲良くしてもらっても良かったかもしれない」。また、吹石に対しては「体育会系のノリで1000本ノックのように厳しく(演技指導を)した。つらい目にあわせたかな」と恐縮していた。
当の吹石は「撮影中は宮藤さんをじっと見ながら、(しげるさんを)感じ取ろうと集中していた。私を置いて、宮藤さんが『お先に失礼します』と先にクランクアップしてしまったのはさみしかったですけど」と恨み節? 宮藤は「仲が悪かったわけじゃないですよ(笑)。ぎこちない夫婦が近づく感じが繊細に描かれている。僕が出てないシーンでの吹石さんがいいんですよ!」と手放しで絶賛していた。
『ゲゲゲの女房』
公開中
(C)2010水木プロダクション/『ゲゲゲの女房』製作委員会
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