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『闇金ウシジマくん』を連載中の漫画家・真鍋昌平の同名コミックの映画化した『スマグラー』のキャスト・スタッフが決定し、妻夫木聡が主演を、石井克人監督がメガホンを執ることが発表された。

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『スマグラー』は、2000年に月刊アフタヌーンに掲載された真鍋氏の同名作が原作。役者になるという夢に破れ、自堕落な生活をおくっていた若者・砧涼介(妻夫木)が、儲け話に乗ってしまったことから発生した多額の借金を返済するため、危険な荷物の運搬と処理を行うスマグラー(smuggler＝密輸業者、密入出者の意)に身を投じる物語。

今年公開された『悪人』では殺人犯役に渾身の演技で挑み、来年には久々の舞台『南へ』(2011年2月10日初日)も控える妻夫木が本作で演じるは、夢をあきらめ、日々を無為に生きる男・砧。妻夫木は、自身の役について「ニートやフリーターが多いなか、夢があるけど何をしていいか分からない若者を代表するような男」と分析し、石井克人組の撮影について「『鮫肌男と桃尻女』を観て以来、石井克人作品の世界観の大ファンです。今回、一緒に作品作りをしていて『楽しい！』そのひと言です。1日1日が過ぎるたびに終わりが近づいてしまうことが悲しいくらい」とコメント。「手応えはめちゃめちゃあります！確実に面白い作品になると思います。期待していてください！」と早くも作品の完成度に自信を見せている。

永瀬正敏がスマグラーを仕切る“ジョー”を、石井作品常連の我修院達也がスマグラーのひとりである“ジジイ”を演じるほか、松雪泰子、満島ひかり、安藤政信、小日向文世らが出演する。

撮影は今月1日から始まっており、12月上旬にクランクアップを予定。来年秋にワーナー・ブラザース映画の配給で全国公開される。

『スマグラー』(仮題)
2011年秋 全国ロードショー

(C)真鍋昌平・講談社／2011「スマグラー」製作委員会

• 『スマグラー』公式サイト