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台湾で本年度最高の動員記録をたたき出した映画『モンガに散る』が、12月18日(土)から日本で公開される。
『モンガに散る』は、1980年代の台湾の繁華街・モンガを舞台に、ひょんなことからイジメられっ子から極道へと転身したモスキート(マーク・チャオ)、モスキートと義兄弟の契りを交わしたモンク(イーサン・ルアン)らの友情と、街を巻き込んだ凄惨な抗争を描いた作品。
これまで台湾といえば、ホウ・シャオシェン、ツァイ・ミンリャンら芸術性の高い映画作家たちの作品や、『流星花園 〜花より男子〜』などのTVドラマが日本でも人気を集めてきたが、『モンガに散る』は、評論家たちをうならせるクオリティと、若い観客を惹きつける青春ドラマの魅力を両立させているのが特徴だ。本作を手がけたニウ・チェンザー監督は、青年期には俳優としてホウ・シャオシェン監督の作品などに出演した後、演出家としてTVドラマ『花ざかりの君たちへ〜花様少年少女〜』など高視聴率シリーズを連発。その後、一転して初監督作『ビバ!監督人生』では興行/評価の両面で成功をおさめるなど、これからの台湾映画界を荷う才人として、近年、注目を集めている。
その証拠に『モンガに散る』は、台湾で旧正月に公開され、初日の興行収入で『アバター』を抜き去るヒットを記録し、年配から若者まで幅広い層の観客を集めて本年度最高の動員を記録。さらに先日行われた台湾最大の映画賞「第47回台湾金馬奨」では、主演のイーサン・ルアンが主演男優賞を受賞したほか、全3部門を受賞するなど、人気と評価の両面で成功を収めた。
ちなみにチェンザー監督は大の親日家で、10月に来日した際にも集まった観客に日本語でジョークを飛ばすなど日本の風習や文化に大きな関心を寄せており、『モンガに散る』でも当時の台湾で流行していた“日本発”の文化や流行が多く取り入れられているという。
『モンガに散る』
12月18日(土)より シネマスクエアとうきゅうほかでロードショー
(C)2010 Green Days Film Co. Ltd. Honto Production All Rights Reserved.
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