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男優集団Studio Lifeが萩尾望都の傑作SF『11人いる!』を舞台化
2010年11月29日 16時28分 [演劇]
会見より。写真前列左から、及川健、山本芳樹、萩尾望都、松本慎也、三上俊。後列左から、青木隆敏、曽世海司、山崎康一
会見より。写真前列左から、及川健、山本芳樹、萩尾望都、松本慎也、三上俊。後列左から、青木隆敏、曽世海司、山崎康一

劇団Studio Lifeが新作舞台『11人いる!』の製作発表を11月26日に都内にて行った。制作発表では出演者らによる会見のほかに、原作者である漫画家・萩尾望都と演出家・倉田淳のトークショーも開催された。

山本芳樹と松本慎也の写真

Studio Lifeは今年で結成25周年を迎える劇団で、作・演出の倉田淳をのぞき、劇団員は男性のみ。イケメンぞろいの男優たちが織り成す繊細な劇世界は人気が高く、ファンも多い。また萩尾望都作品を舞台化する機会も多く、中でも萩尾漫画の傑作『トーマの心臓』は1996年の初演以来上演を重ね、今年3月の公演で7度目の上演となる劇団の代表作になっている。

そんな彼らが次回挑む『11人いる!』もまた、萩尾望都が1975年に発表した作品。10人ひと組が53日間宇宙飛行を成し遂げることを課せられた“宇宙大学”入試の最終テスト、宇宙船・白号に乗り込んだ受験生たちはなぜか11人いた、というところから始まるSFストーリー。誰が“11人目”なのか、その目的は何か、という大きな謎を骨子に、宇宙各地から集まった個性的な面々がさまざまなアクシデントに直面し、対立、反目、そして友情を育んでいく。劇団代表の河内喜一朗は「無限の宇宙空間でありながら密室劇の要素があり、すごく“芝居チック”な題材。SFなので今回いろいろなチャレンジもします。代々木アニメーション学院のご協力を得てハリウッド並みの特殊メイクや、宇宙空間を表すコンピュータグラフィックにも挑戦します」と見どころをアピール。また演出の倉田も「宇宙船の中にいる彼らは宇宙人なんだけれど人間の感覚があって、こういうふうに全宇宙がみんな生きているんだなと思います。ちょうど白号に乗るのは男性ばかりなのでStudio Lifeにぴったり」と自信を見せる。

また出演者たちも「現時点でこの作品が一体どうなるのか想像もつかなくて、その分、楽しみ。萩尾先生の素晴らしい作品世界と、Studio Lifeの持っている世界が、うまく化学反応をおこして、新たな舞台作品の世界を作っていけたらいいなと思っています」(タダトス・レーン役・山本芳樹)、「閉鎖された密室空間における集団心理という、演じる側にしたらこれほど面白い遊び場はないくらい燃えるシチュエーション。それに加え、僕たちStudio Lifeの魅力は、関係性と心情を繊細に丁寧に表現することだと思いますので、そこを楽しんでいただけたら」(タダトス・レーン役・松本慎也)と意気込みを話した。また原作の萩尾望都も「これまではリリカルな話を上演していただくことが多かったので、ハードな要素があるこの作品がどんなものになるのか非常に興味があります」と期待感を話していた。

公演は2011年2月5日(土)から28日(月)まで東京・あうるすぽっと、3月19日(土)・20日(日)愛知・名鉄ホール、3月26日(土)・27日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットは12月26日(日)一般発売開始。

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