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1997年に韓国で初演して以来、ブロードウェイをはじめ世界40か国250都市で上演された『NANTA』。この人気ステージの5度目となる日本公演が2011年3月に行われることとなり、29日、都内でキャストによるパフォーマンスが繰り広げられた。
　
『NANTA』とは“乱打”のこと。韓国の伝統のリズムである“サムルノリ”をベースに、キャストたちは包丁、ボール、鍋、泡だて器と厨房にある身近な台所用品で絶え間ないリズムを刻みながら、コミカルな芝居を続ける。セリフに頼らない舞台のため国籍、老若男女問わず楽しめるところが魅力で、出演者に導かれた観客がステージにあがるパフォーマンスも楽しい。

「NANTA」チケット情報

　1時間半の舞台のうち、今回披露されたのは30分のショートバージョン。結婚式の披露宴に出す料理を用意する厨房の4人が、スープの調理、観客2名を巻き込んだ結婚式シーン、両手包丁を使ってまな板上での一糸乱れぬ連打を見せた。特に最後の包丁のパフォーマンスでは、まな板の切れ端がおがくず状となって四方八方に飛び散るほど。その演技の激しさを物語っていた。

　韓国に４つの専用劇場を持つ大盛況の『NANTA』だが、今回の日本公演では唯一の日本人キャストである岩本柚香が出演することでも話題だ。料理下手な女性料理人役の岩本は「『NANTA』は観てもらうだけではなく、（キャストとともに観客の皆さんも）楽しめる舞台。ぜひ会場に来ていただいて、一緒に公演を盛り上げてもらえたら」とアピール。また、上に挙げたシーンのほかに皿をフリスビーのように投げるシーン、カンフーシーンなどもあり、笑える箇所もいっぱい。来春、元気でコミカルな『NANTA』が日本の観客を再び沸かせそうだ。

公演は2011年3月18日(金)から20日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、3月24日(木)から27日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。チケットは東京、大阪ともに12月11日(土)より一般発売開始。なおチケットぴあでは、現在先行抽選販売「プレリザーブ」を実施中。東京公演は12月2日(木)11:00まで、大阪公演は12月1日(水) 11:00より 6日(月) 11:00まで受付中だ。

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