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堺雅人が憧れる格好いい男とは?
2010年12月03日 18時01分 [邦画]
堺雅人

刀ではなくそろばんで家族を守った武士とその家族の絆を描いた映画『武士の家計簿』が、12月4日(土)から公開されるにあたり、主人公・猪山直之を演じた堺雅人がインタビューに応じた。

堺雅人インタビュー写真ほか

歴史教養書としては異例のベストセラーとなった新書をもとに映画化された『武士の家計簿』は、御算用者(会計処理の専門家)として代々加賀藩の財政に携わってきた下級武士の猪山直之が、家計を立て直すために倹約生活を実行しながらも、妻と協力して家族を支え、力強く生きていく姿を描いた物語。

本作で描かれている家族愛、慎ましやかな幸せ、節約について、堺は「僕自身はそれらに興味はないんです。もともと溜め込まない性格だし、モノも捨てていく人間なので」と答え、「(直之の妻・お駒役を演じた)仲間由紀恵さんは、『家を片付けよう!』って言っていましたね。うちの母親もそうですけど、溜め込むのは女性の性(さが)なんですよね」と笑顔でコメント。

では、本作のどんなところに魅力を感じているのだろうか。古書店で発見された168年前の家計簿をもとにした原作に感動したという堺は、「豊かな新書に出会えたという喜びと、そこから物語を紡ぐという面白さに惹かれた」と本作の魅力について話した。

また、「これまでに時代劇で演じた『新選組!』の山南敬助、『篤姫』の徳川家定と、今回の直之、そのどれもが幕末の負け組だというのが面白い。自分のなかで勝手に幕末三部作にしているんです(笑)」と出演作について分析するも、激動の時代を世間体や時流に惑わされることなく自分らしく生きた直之を、男として“憧れる”人物だともいう。直之を演じるにあたって、「大人であることと父であること」を深く考えたという堺は、「成熟した大人の魅力を感じた」という直之のキャラクターについて、「父ではないので父親であることがどういうものなのか分からないけれど、直之は自分で判断して自分で責任をとっていく父。その姿が格好いいと思った。答えがあっているかどうかは別として自分なりの答えを出している。直之の“責任をとる”という毅然とした態度は男として見習いたい」と語った。

『武士の家計簿』
12月4日(土)全国ロードショー

取材・文/新谷里映

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