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名優・山寺宏一が10年目にして最終章を迎える『シュレック』に寄せる想い
2010年12月16日 10時11分 [洋画]
『シュレック』シリーズでドンキーの声を演じてきた山寺宏一

人気シリーズ最新作にして最終章『シュレック フォーエバー』が12月18日(土)から公開されるのを前に、日本語吹替え版で10年間、シュレックの親友ドンキーの声を演じてきた山寺宏一がインタビューに応じた。

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山寺はアニメはもちろん、ブラッド・ピットやジム・キャリーなど外国映画の吹替えも多く務めているが、オリジナル版でドンキーの声を演じているエディ・マーフィーに対する思い入れはとても強いという。「エディ・マーフィーとは1961年生まれで同い歳なんです。彼のことを最初に知ったのは映画のランキング番組のナレーションをやらせていただいた時。たぶん『48時間』(1982年)で彼が出てきた時だと思うんですけど、笑いもとれて、アクションもできて、いろんな声でまくし立てる彼を観て、当時はまだ洋画のメインの役はやらせていただいてなかったんですけど『この人の声をやりたい! いつかこの人の声をやってやる!』って思ったんです」。

テクニック、表現力、演じる役の幅広さにおいて高評価を受け、ファンはもちろん、同業者からも多く尊敬と支持を集めている山寺だが、洋画の吹替えの際には常に“オリジナル版へのリスペクト”を欠かさない。「エディ・マーフィーがどういう表現をしているか気になりますし、収録前にはオリジナルの音声と画を繰り返し見て勉強します。アニメの場合は観客に“まるで僕のために作られたキャラクターだ”と感じてもらえるのが一番ですけど、吹替えの場合は“エディ・マーフィーが日本語を喋れたらこうなるよね”と思ってもらえるのが目標なんです」。

ドンキー役を演じ続けて10年。「映画でこんなにも長いシリーズは初めてですから、本当にうれしい」と語る山寺は“シュレック”シリーズを演じ続けるにあたって「(シュレック役の)浜ちゃんも、(フィオナ役の)紀香さんも、ネコ役の竹中さんもそうですけど、本当に自然な演技をされるので、そこで僕がいかにも“声優が吹き替えてますよ”みたいな感じにはしたくないんですね。キャラクターの魅力が声からにじみ出てこないと、作品の面白みや感動は伝わらないですから、そのために“自分はどうあるべきか”を考えますし、『シュレック』をやる時は特に“器用に吹き替えているだけではダメだ!”と思うんです」と語る。

残念ながら『…フォーエバー』はシリーズ最終章となってしまうが、山寺は本作について「家族や人の絆が強く描かれていて、同時にエンターテインメント性もアクションも毒のある部分も衰えてない。シュレックの真骨頂のような作品」と述べ、「観たら誰もが『これで終わったらもったいない!』と思うでしょうし、これまで以上にキャラクターを好きになってくれる映画だと思いますので、僕からも続編をお願いしたいですよ。僕が“続編希望”の署名用紙を作って劇場に置いておきますので!」と笑顔を見せた。

『シュレック フォーエバー』
12月18日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

Shrek Forever After(TM)&(C) 2010 DreamWorks Animation LLC

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