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今夏に放映されて好評を集めたドラマ『モテキ』のDVD-BOX発売記念トークイベントが19日に東京新宿のタワーレコードで行われ、大根仁監督と満島ひかりが 登壇した。

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『モテキ』は、久保ミツロウの同名コミックを原作に、急に“モテ期”を迎えた冴えない派遣社員の藤本(森山未來)が、4人の女性(満島、野波麻帆、松本莉緒、菊地凛子)との関わりを通じて迷い、煩悶しながらも、自身を変えようと奔走する姿を描いた作品で、深夜帯での放送ながらネットなどを中心に口コミでファンが増え続けた。また、音楽を『SR サイマタノラッパー』シリーズの岩崎太整氏が手がけ、劇中で使用された楽曲を集めたコンピレーションアルバムも好評を博すなど、原作コミック、ドラマ、音楽と各方面で話題を呼んだ。

本DVD-BOXのプロモーションのために全国各地のイベントに登場している大根監督は「撮っている時は無我夢中でしたけど、みなさんに観ていただいて『こんなにも受け止めてもらえるものなのか』と思っています。クラブなどでも声をかけられるようになったので、ふだんドラマを観ていない人も観てくれたのでは」と語り、満島の起用理由については「劇中でカラオケを歌うシーンがあるので、そこに照準を合わせて、狂った人がいいなと思った」とジョークまじりに回答。第6話で神聖かまってちゃんの『ロックンロールは鳴りやまないっ』を熱唱した満島は「Youtubeでこの曲を聴いて『この曲を歌うなら(ドラマに）参加してもいいかな、と思った。あの曲の王道と、そこから外れたギリギリの感じが『モテキ』と似ていると思った」と振りかえり、カラオケのシーンについては「大根さんが5〜6回収録したんですけど、人間、本気を何回も出せないんですよ！」と笑顔を見せた。

『愛のむきだし』や『川の底からこんにちは』『悪人』など注目作に次々と出演している満島だが、大根監督は「今までこんな女優は演出したことがない。野生動物といってもいい。でも、彼女が演じたことで原作を超えたキャラクターになった。どんどんステップアップして、仕事でもモテキですよ」と彼女の演技を絶賛。その後すかさず「でもお願いだから同じ芝居を何回かできるようになってほしい」とツッコミをいれると、満島から「あれは“あえて”ですよ」と反撃されるひと幕もあった。

発売中のDVD-BOXは、ドラマ全話を大根監督が手がけたディレクターズカット版で収録し、メイキング映像やカラオケシーンの完全版など特典映像も多数収録されている。

『モテキ』DVD-BOX
DVD5枚組
15960円(税込)
発売元：「モテキ」製作委員会
販売元：東宝

• 「モテキ」公式サイト
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