あなたが好きなタレントの
出演情報をメールでお知らせ♪

タレント ニュース

演 劇

“人と人との触れ合い”をダンスで描くミュージカル『コンタクト』が開幕
2011年01月17日 15時35分 [ミュージカル・ショー]
劇団四季『コンタクト』が開幕
劇団四季『コンタクト』が開幕

劇団四季のミュージカル『コンタクト』が1月16日、東京・自由劇場にて開幕。前日の15日には公開舞台稽古が行われた。

劇団四季「コンタクト」のチケット情報

本作は『クレイジー・フォー・ユー』などの振付家として知られるスーザン・ストローマンの演出家デビュー作で、1999年にオフ・ブロードウェイで初演。歌は一切なくセリフもごくわずか、音楽もチャイコフスキーからベニー・グッドマン、ビーチボーイズなどの既存のものを使用し、物語をダンスで表現していくそのスタイルに、当初はこれがミュージカルと呼べるのかと論争が起きたという。だが結果、2000年トニー賞では最優秀作品賞を含む4部門を受賞、ミュージカルシーンに新ジャンルを生み出すこととなった。劇団四季では2002年に初演。

物語は3つのシーンからなるオムニバス構成。『SWINGING』と名付けられたパート1ではフラゴナールの絵画をモチーフに、貴族のカップルと召使いの享楽的な触れ合いがブランコを使って描かれ、パート2の『DID YOU MOVE?』ではレストランを舞台に、マフィアのボスらしき男に服従させられている内気な妻が、夫が席を外した瞬間に白昼夢の中で自由に踊り出す物語。そしてパート3『CONTACT』では若くして成功しながらも生活に疲れ自殺を図ろうとする男が、幻の中で魅力的な黄色いドレスの女性をダンスに誘う……。いずれも、誰かとのつながりを求める“コンタクト”がテーマになっている。

異色の作品ながら、質の高いダンスが堪能できるとともに、現代人の心に突き刺さるテーマで人気が高い。東京では3度目の上演だが自由劇場には初登場、コンパクトな空間で味わう迫力のダンスは臨場感たっぷりだ。パート3の主人公、マイケル・ワイリーには、初演から登場している加藤敬二。「マイケル・ワイリーは大都会の中で孤独な人生を送る男。毎回、演じる難しさを実感しています。“人と人との触れ合いの大切さと難しさ”をしっかりお届けできれば」とコメント。また今回黄色いドレスの女に初キャスティングされている高倉恵美も、長い手足を活かしミステリアスな女性をうまく造形していた。

公演は2月24日(木)まで、チケットは現在発売中。

チケットぴあ

関連タレント

演劇のニュース もっと見る

最新ニュース もっと見る