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現在公開中の映画『サビ男サビ女』は、AメロやBメロを飛ばしていきなりサビに入るような、突飛で個性的な4人の人物を、新進気鋭のクリエイターが4つの物語で紡ぐ。そのなかの1編『くれえむないと!』で“クレームをつけてばかりの女”を地で演じた友近に話をきいた。
なりきりモノマネなどで人気の女芸人・友近だが、本作の出演のきっかけを「『酒井家のしあわせ』でタッグを組んだ呉美保監督の依頼から」と語る。2009年製作の『酒井家のしあわせ』は、友近が大阪の母親像を演じた涙なしでは観られない名作。監督の呉美保は、昨年『オカンの嫁入り』で新藤兼人賞金賞を受賞した若き才能である。
「呉監督とは気が合うので、前作以来仲良くさせていただいていているんです。それで、彼女から『文句言いの友近さんにピッタリの役がある』と言われて……(笑)。確かに普段から“文句言い”ですが、(クレームは)世直しだと思うんです」
しかし、自分に近い役柄だからこそ芸との違いを出すのが難しかったのでは? 「お笑いはあくまでコント。『友近が出たらコントになるなー』と思われたらイヤなんです。そんな自分が初めて“自然に”演技ができたのが『酒井家のしあわせ』だった。今回、前半は素に近くて自然に演じられたのですが、後半はコントのようなプロレスシーンがあるんです。私はどちらかというと“細かい表現”を芸にするのが好きなので、このプロレスシーンのような大きくデフォルメするようなことは苦手で……苦労しましたね」。
今回は、初めて監督に「男の人を誘うシーンで『どうやったらいやらしさが出るかな』と思って、ざくろを手でかじるアップのシーンを提案しました」という友近。「気になる人、苦手なものが同じで、自分をわかってもらおうと思わなくてもわかってくれる」呉監督とのタッグだからこそ、女優・友近の新しい魅力が生まれたのかもしれない。
『サビ男サビ女』
公開中
(C)「サビ男サビ女」製作委員会
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