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映画『唐山大地震』の監督が神戸の人と防災未来センターで献花
2011年01月19日 15時22分 [洋画]
元兵庫県知事の貝原俊民氏と会談するフォン・シャオガン監督

昨年の7月に中国で公開され、歴代最高興収記録を樹立した映画『唐山(とうざん)大地震』が、3月26日(土)から公開されるにあたり、フォン・シャオガン監督が、阪神・淡路大震災の発生からちょうど16年目となる17日に神戸を訪れ、「人と防災未来センター」で神戸の人たちとともに慰霊献花に参加。震災時に兵庫県知事だった貝原俊民(かいはら・としたみ)氏(現 ひょうご震災記念21世紀研究機構 理事長)を表敬訪問した。

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アカデミー賞外国語映画賞の中国代表作品に選ばれた本作は、1976年に実際に起こった“唐山大地震”で震災にあったある家族の32年間を描いたヒューマン大作。本国で2000万人が感涙したことから“催涙弾映画”とも呼ばれている。

中国国内において初めて総興行収入10億元(130億円)を超えたフォン監督は、中国のスピルバーグと評されるほどの人物。本作を作るにあたり、唐山市、唐山の人々の「地震を風化させてはいけない」という思いに感動したというフォン監督は、「阪神・淡路大震災後、行政・市民が一丸となって早い復興をとげた神戸も、人々の『もう一度、あの街を、みんなで』という強い思いがあったと聞き、日本に行くならばその神戸の街を見たい。17日に訪れ、慰霊・献花をしたい」という希望があったことから来日が実現。阪神・淡路大震災当時、県知事だった貝原理事長が、過去に唐山市を訪問しているということもあり、今回の表敬訪問となった。

会談で、四川大地震への神戸市の援助に謝意を述べたフォン監督に対し、貝原理事長は、「自然災害は、人に大きな試練を与える。映画で描かれた、その苦難に立ち向かおうとする人間の姿、家族の絆に本当に感動しました。私も唐山大地震から20年経った唐山市へ行ったことがありますが、素晴らしく発展した唐山市の復興は、神戸市に大きな勇気を与えてくれたと思う」と語った。

また来日会見で、フォン監督は「一度、傷つけられた人間の心の復興は難しい。人間の感情の復興が大きなテーマ」とコメントし、被災者の心情を描くにあたって気をつけた点については、「何かの言葉で助けてあげることはできない。我々にできることは、とにかく彼らの話すことを聞いて、理解してあげること。そうするようにしていました」と語っていた。

『唐山大地震』
2011年3月26日(土)ロードショー

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