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江口洋介と蒼井優が初共演を果たした映画『洋菓子店コアンドル』トークショー付き試写会が25日に都内で行われ、人気パティシエの辻口博啓氏と、本作を手がけた深川栄洋監督が登壇した。

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映画『洋菓子店コアンドル』は、街角の洋菓子店を舞台に、8年前に突然スイーツ界から姿を消した伝説のパティシエ・十村（江口）と、恋人を追いかけて鹿児島から上京してきたケーキ屋の娘・なつめ（蒼井）の出会いを軸に、人生の挫折と再生を描いたオリジナルストーリー。

本作のスイーツ監修はアグネスホテル東京ル・コワンヴェールの上霜考二氏が務めているが、辻口氏は「僕のところに来てほしかった。でも、素晴らしい菓子でした」と述べ「マカロン(劇中に登場するマカロン・ピスターシュ)はショーケースで華やかな存在ですし、グリーンの色はなかなか出しづらいので同じパティシエとして参考になった」とコメント。深川監督は「お菓子は人と人の間にある“結節点”のようなもの。ケーキを前にすると誰も怒らないし、マイナスの気持ちにならなかった」としながらも、「映画の照明はとても強いので、照明のテストをしているだけでムースが溶けてしまう。たくさんのケーキを無駄にしてしまいました」と振り返った。

また、辻口氏は「蒼井優さんはウチの常連さんなんですよ。劇中でも思いのほか(菓子作りが)うまくて、パティシエールにしたい」と語り、「場面が美しく、自分が見習いのときのことを思い出しました。パティシエは“小学生がなりたい職業ナンバー1”だそうですから、小さなお子様にも観てもらえたら」と作品にエールをおくった。

『洋菓子店コアンドル』
2011年2月11日(金・祝) 全国ロードショー
(C)2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会

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