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『チーム・バチスタの栄光』シリーズで知られる海堂尊のベストセラー小説を原作に、代理母出産に挑む産婦人科医師の闘いを描く医療サスペンス『ジーン・ワルツ』の完成披露試写会が30日に東京・帝国ホテルで行われ、“遺伝子(ジーン)の女神”の異名を持つ主人公の天才医師を演じる菅野美穂をはじめ、白石美帆、桐谷美玲、片瀬那奈、南果歩、そして海堂氏とメガホンを執る大谷健太郎監督が登壇した。
妊婦受け入れ拒否や地方の医師不足などの医療問題を背景に、菅野演じる医師・曾根崎理恵が生命を守るために挑む“ある計画”をスリリングかつ感動的に描く。冷静沈着な女医役に「普段の自分と違うので、頑張りました。女性の多い現場で楽しかったですね」と語る菅野は、年齢的にも周囲がどんどん母親になっているといい「私も母親になりたいとずっと思っています……なかなかなれないんですけど」と笑顔を見せた。また、本作を通して、出産や子育ての現実をシビアに見つめたそうで「赤ちゃんを抱くことがいかに大変か。それだけに改めて母親になりたいなと思った」と胸中をコメント。帝王切開のシーンを撮影するため、資料DVDを見たそうで「よく外科の先生が焼肉を見ると、手術を思い出すと言いますが、私の場合、ピザのマルゲリータを見ると帝王切開を思い出しちゃいます」と笑いを誘った。
そんな菅野の熱演をはじめ、女性キャストの奮闘が印象的な本作。原作者の海堂氏は「予想以上に華やかで“美しい”映画になった。同時に原作者として伝えたかったこともしっかり伝わる作品。原作者ながら感動してしまった」と太鼓判。大谷監督は自ら“育児休暇”を終えたタイミングで、オファーを受けたそうで「僕がやらなければと誓った。自分にとってはちょうど身近なテーマだったので、やりやすかったし、ハードルも高かった」。会見中には、大谷監督の子どもから「パパー」の声が飛ぶほほえましい場面もあった。
なお、映画の公開を記念し当日(1月30日)が“女性医師の日”に認定され、フォトセッションには女医65名が集合。菅野は「圧巻ですね。皆さんお美しい」とほれぼれ。また主題歌『こたえ』を書き下ろした小田和正からビデオメッセージが届いた。
『ジーン・ワルツ』
2011年2月5日(土)公開
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