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出演者が次々とブレイク。プロデューサーが語る『ケータイ刑事』の長期戦略
2011年02月03日 12時32分 [邦画]
『ケータイ刑事 THE MOVIE 3…』より (C)2011 ケータイ刑事 THE MOVIE3 製作委員会

5日(土)から人気ドラマシリーズの劇場版第3弾『ケータイ刑事 THE MOVIE 3 モーニング娘。救出大作戦!〜パンドラの箱の秘密』が公開される。これまで数々の人気女優を生み出してきた本シリーズの戦略や、キャスト選びの秘訣はどこにあるのか、シリーズすべてのプロデューサーを務めるBS-TBSの丹羽多聞アンドリウ氏に話を聞いた。

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宮崎あおい、堀北真希、早織、夏帆、そして大政絢ら人気女優を続々と輩出したドラマ『ケータイ刑事』がスタートしたのは2002年。丹羽氏は「最初から長期のプランで製作にあたっている」という。「2002年当時はBSの受像機が現在の10分の1ほどしかなくて、キャスティングに苦労していたんです。だから、最初から新人を主演に抜擢しようと。当時はよく営業から『主演の知名度がないからスポンサーに説明できない』なんて言われましたけど、夏帆(第4シリーズ)の頃には、宮崎も堀北も人気が出ていたので、別の局のプロデューサーから『お前がキャスティングする度に、みんな事務所から資料を取り寄せてるぞ』と言われるようになりましたね」。

そんな丹羽氏は俳優と「点ではなく線で仕事がしたい」と語る。「キャスティングの秘訣は“華”があるかどうか。芝居は後から教えることができる。だから、『ケータイ刑事』の場合は、みんな2〜3年前から話をしています。すべて長期プランで、その俳優を定点観測することで“この人には今、何が必要か?”と考えて企画を出す。毎回、俳優に難題を与えて、それをクリアすることを見るのが楽しみなんです」。

そのためには、キャストだけなくスタッフも「点ではなく線」でタッグを組む。BS-TBSのドラマシリーズでは、廣木隆一、古厩智之、井口昇、篠崎誠、三宅隆太、豊島圭介、安里麻里、そして今作の安藤尋と日本映画界で活躍する監督たちが継続して作品を発表。ここで商業デビューを果たし、作品を次々と発表しながら力をつけ、劇場用作品を手がけた監督も多い。「昔の日本映画の撮影所システムを意識してやっています。うちから人が育ってほしいし、人は勝手に育つものなので、僕は“人が育つ場”をつくりたいと思っています」。

BS-TBS開局10周年を記念して製作された劇場版第3弾の公開後も、『ケータイ刑事』シリーズは「もちろん続きます」とのこと。今後、このシリーズからどんな俳優とクリエイターが出現・成長するかに注目したい。

『ケータイ刑事 THE MOVIE 3 モーニング娘。救出大作戦!〜パンドラの箱の秘密』
2011年2月5日(土)公開

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