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パティシエ役に挑んだ江口洋介が語る映画『洋菓子店コアンドル』
2011年02月07日 12時15分 [邦画]
映画『洋菓子店コアンドル』に出演した江口洋介(ヘアメイク:勇見 勝彦(THYMON)スタイリスト:山本康一郎)

江口洋介と蒼井優が初共演を果たした映画『洋菓子店コアンドル』が2月11日(金・祝)から公開されるのを前に江口洋介がインタビューに応じた。

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映画『洋菓子店コアンドル』は、街角の洋菓子店を舞台に、8年前に突然スイーツ界から姿を消した伝説のパティシエ・十村(江口)と、恋人を追いかけて鹿児島から上京してきたケーキ屋の娘・なつめ(蒼井)の出会いを軸に、人生の挫折と再生を描いたオリジナルストーリー。

人を幸福させる菓子を生み出す伝説のパティシエ・十村を演じる江口は、「撮影前にいろんな店に行ったり、パティシエの所作指導をしてくれた辻調の学校に行ったりすると見ていて楽しいんですよね」と振り返るも、菓子作りの世界はそんなには“甘く”はなかったそうで「自分でやると難しくて」と語る。そこで、江口も道具を揃え、自宅でケーキ作りを繰り返したそうだ。「ショートケーキをよく作りました。デコーレーションも凝って。すると子供も喜んでくれるし、想像以上に時間がかかるんですけど人が『美味しい』といってくれる。それで自分も満たされるんですよね」。

しかし、十村が伝説のパティシエだったのは過去の話。かつて起こった“ある悲しい出来事”を機に彼は表舞台から姿を消した。「30代で子供が生まれて、独立して、これから家族のために、未来のために寝ないで仕事をしているがゆえに“ある悲しい出来事”で立ち止まってしまう。それは僕にもすごくよくわかることだし、十村も彼女に出会わなければ、ずっとふさぎこんだままだったかもしれない」。十村が偶然に出会った彼女、それが蒼井演じるケーキ屋の娘・なつめだ。江口は蒼井との初共演を「彼女はすごくシンプルな演技をするし、ちょっとした声のトーンで芝居が変わる。でも、生活ってそういうものですよね。ちょっとした声のトーンで相手の感情がわかる。そういう芝居のキャッチボールができたことは面白かったし、充実していました」という。

映画は、心に深い傷を負った十村とスイーツ作りの世界に足を踏み入れた娘・なつめが出会うことで、それぞれが人生に次なる変化をもたらしていく。「役者として“変化したい”という想いは常にある」という江口は、「20代はドラマを一生懸命やってきたけど、30代になったときに『やっぱり映画をやりたい』と思った」という。「様々な作品に出るうちに『役者ってこういうこともできるのか』と見方が変わったりしましたね。もちろん、やってるときは甘くないですよ。ツラいことだらけですけど、 “作品が残ってる”ことがうれしいですよね。公開時にヒットするのもうれしいんだけど、何年か経ったときに話に出る作品ってのはうれしいです」。

会見時には「自分の中でパティシエというイメージがなかった」と語った江口が、新たな“変化”に挑んだ映画『洋菓子店コアンドル』。本作で江口がどんな表情を見せるのか、彼のファンならずとも注目だ。

『洋菓子店コアンドル』
2011年2月11日(金・祝) 全国ロードショー
(C)2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会

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