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人気スターのイ・ビョンホンが“復讐の鬼”と化すサスペンス映画『悪魔を見た』のジャパンプレミアが9日、東京・新宿ミラノ1で開催され、主演のビョンホンとキム・ジウン監督が舞台あいさつに立った。
殺人に快楽を覚える猟奇犯に婚約者を殺された国家情報院捜査官スヒョン(ビョンホン)は、犯人の居場所を突き止めると追跡用GPSを飲み込ませ、執拗な報復を繰り返す。犯罪者と復讐者がし烈な攻防を繰り広げる中、真の“悪魔”となるのは……。猟奇犯を演じるのは『オールド・ボーイ』の名優チェ・ミンシク。メガホンを執ったジウン監督は、『甘い人生』『グッド・バッド・ウィアード』に続き、ビョンホンと3度目のタッグを組んだ。
ビョンホンは「みなさんの拍手が小さかったように思いますが(観客笑い)、きっと過激な描写のせいで、気が遠くなってしまい、複雑な心境になった方もいらっしゃるかもしれません。意味ある作品としてみなさんの心に届いていれば」とあいさつ。とはいえ、本作が描く悲劇は「誰の身にも起こりうる出来事。ビジュアル面では暴力的かもしれないが、今の危険な時代をありのまま描いている」と真摯にコメント。「彼の行為は本当に正しかったのか、それとも法に委ねるべきだったのか。韓国でも多くの人々が語り合っていました。理解できない部分があれば、何度でも観てください」とファンにアピールした。
一方、ジウン監督は開口一番「ゴメンナサイ」と日本語で“謝罪”。「激しくおぞましい映画をお見せしてしまったが、あくまで復讐における感情を突き詰めた作品。もしも行為そのものを描いたら、単なるスプラッター映画になっていたかもしれない」と語り、「その意味では純愛映画といえる作品になった」と自負した。また、ビョンホン&ミンシクという実力派俳優の共演に「壮絶な復讐劇が成立したのは、ふたりの完璧な演技のおかげ。実はビョンホンさんに出演を断られないように、シナリオは少し控えめな描写でした(笑)。実際に演じてもらったら、私の想像を超えていた」と大絶賛だった。ちなみに、ビョンホンの魅力は「しっとりとした瞳と、聞く人を引き込む甘い声」(ジウン監督)。これにはさすがのビョンホンも苦笑しきりだった。
『悪魔を見た』
2011年2月26日(土) 丸の内ルーブルほか全国公開
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